釣りは荷物が多く、釣り場まで行く交通手段に車を使う人も多いと思います。しかし車釣行で悩むのが駐車スペースの問題。ネットの情報では駐車場となっているけど、本当に停めていいスペースなのか悩む場所も…。今回はそんな悩みとは無縁の公営駐車場や大型コインパーキングなど、整備された駐車場が併設されている東京近郊(東京・神奈川・千葉)の海の釣り場を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
目次
千葉:高洲海浜公園
千葉県浦安市の「高洲海浜公園」は釣りとバーベキューができ、子どもが遊べる遊具もあって家族連れにピッタリの公園です。釣り場にはフェンスも設置されています。
釣り場の特徴
公園の海側には境川河口からディズニーランド方面に数百メートル伸びたテラスがあり、そこが釣り場となります。
通年でシーバスに実績があり、境川河口周りのハゼ狙いにも好ポイントです。季節に応じてシロギス、サヨリ、コノシロなども狙え、秋の青物シーズンにはイナダやサバが回遊することもあります。
投げ釣りを基本に、投げサビキやルアー釣りなどで楽しむのがいいでしょう。テラス沿いの足元にはテトラが敷かれているので、仕掛けが引っ掛かるのを避けるために長めの竿が必須となります。
駐車場の情報
利用時間は24時間。年中無休。通常料金:入庫後30分無料、全日60分ごと100円。最大料金:昼間(午前8時から午後10時)最大600円、夜間(午後10時から午前8時)最大600円。駐車スペースは152台(身障者用2台含む)。
千葉:検見川浜突堤
千葉県千葉市にある「検見川浜突堤」は、稲毛ヨットハーバーの前に広がる砂浜から、沖に向かって突き出すように延びている堤防です。堤防は全長約500mと長く、堤防の内側にも外側にも竿を出すことができます。手すりやベンチも設置されていて、家族連れでも安心の釣り場です。
釣り場の特徴
突堤内側は砂地、外側は砂地に障害物が点在しています。内外は海中で繋がっているため、足元でサビキ釣りをする場合はどちら側でも釣りは可能。コマセに魚がついている日が多く、サビキ釣りでのイワシ、サッパ、アジ、サバなどが釣れます。その魚を狙ってシーバスの回遊も多く、ルアーやブッコミ釣りで狙えます。
季節によりサヨリが回ることでも有名で、砂地なのでシロギスやカレイも狙えます。また時期によってはイナダや太刀魚なども狙うことができます。
駐車場の情報
駐車場は稲毛ヨットハーバー駐車場が利用可能。利用時間は7時30分~22時まで。利用料金普通車1回500円。駐車スペース277台(うち身障者用4台)。
検見川浜突堤
千葉:千葉ポートパーク(千葉港中央ふ頭)
東京湾の風景を望むことができる千葉ポートタワーや、無料で潮干狩りができる砂浜、BBQ場などの施設がある「千葉ポートパーク」。様々なイベントも開催されているので色々な楽しみ方ができる公園です。駐車場から釣り場まで多少歩きますが、広大な駐車場を無料で利用可能。また、電車での釣行も可能な釣り場となります。
釣り場の特徴
釣りができるのはシーガル広場前の護岸で、安全柵も設置された岸壁が500m近く続いています。魚種は投げ釣りでのシロギスやハゼ狙いが人気。また、冬のカレイやヒイカにも実績があります。奥まった位置にあるのでタイミングにもよりますが、足元のサビキでイワシやサッパなどの回遊も望めます。
駐車場の情報
ポートパークの駐車場を利用。利用時間は6月~9月は9時~21時。10月~5月は9時~19時。利用料金は無料。駐車スペースは普通245台。
千葉:オリジナルメーカー海づり公園(市原市海づり施設)
千葉県市原市にある「オリジナルメーカー海づり公園(市原市海づり施設)」は、養老川の河口近くに建設された桟橋スタイルの有料の釣り施設です。施設には食堂やトイレを完備。足場もよく、釣り具販売や釣り道具のレンタルもあるので初心者や家族連れでも安心して釣りを楽しむことができます。ただ、釣り人が多いと入場制限が掛かることもあるので、休日は朝イチで早めに行くか、釣り人が入れ替わるタイミングなどに行くのがオススメです。
釣り場の特徴
簡単なタックルで狙うチョイ投げやサビキ釣りがメイン。チョイ投げではキスやシーバス、サビキ釣りではイワシやコノシロ、アジなどが狙えます。また、有料の海釣り施設は基本的にそのときに釣れている魚を公式サイトの釣果情報ページなどで掲載してくれるのも嬉しいポイント。釣り場では釣り方などを施設の係員が親切に教えてくれるので、初めて釣りを楽しむ人や、小さな子どもでも釣りを十分に楽しめます。
営業&駐車場の情報
営業時間4月~11月は6時~19時、12月~3月は7時~17時。利用料金は一般920円、高齢者(65歳以上)460円。見学は別料金で一般220円、高齢者(65歳以上)110円。駐車場(85台)は無料。
千葉:鳥居崎海浜公園
2022年にリニューアルし、宿泊施設やカフェ、レストランなども併設されている木更津の「鳥居崎海浜公園」。日本一高い歩道橋の「中の島大橋」がある公園で、橋を眺めながら釣りができるスポットもあります。
釣り場の特徴
駐車場横から矢那川河口まで続く護岸と、中の島大橋周りが釣りのポイントです。矢那川河口に面した汽水が混じる釣り場はハゼの絶好のスポット。海側の、中の島大橋方面ではカレイや、スズキ、メバルなどが釣れます。また、釣り場手前が浅いので、投げサビキなど遠投できる仕掛けが必要になりますが、アジなどが回遊してくることもあります。
駐車場の情報
利用時間は24時間。駐車料金は無料。駐車台数は168台(北113台・南55台)、障害者用の駐車スペースあり。
千葉:館山夕日桟橋
「館山夕日桟橋」は、道の駅の「渚の駅たてやま」や新井海水浴場に隣接した全長500mの桟橋。転落防止の柵もあり、道の駅のトイレ、ショッピング施設が利用できるため、ファミリー向けにもおすすめの釣り場です。また、JR館山駅から徒歩15分程度とアクセスしやすく、電車釣行もしやすい釣り場となります。
釣り場の特徴
約500mある桟橋で潮通しも非常に良いため、色々な魚種の釣果が期待できます。サビキではアジやイワシの回遊ポイントとして有名。それを追って青物やアオリイカなども多く回遊してくる釣り場なので泳がせ釣りも面白いです。また、砂浜に突き出ている桟橋のため、シロギスやイシモチ、ヒラメなども狙うことができます。
釣り禁止エリアもあり、コマセ使用不可、投げ釣り(チョイ投げは可)やルアー釣り禁止といったルールがあるので気を付けましょう。また、観光客も来る桟橋なので、周囲には気をつけて釣りをする必要があります。※2023年10月まで工事のため一部立ち入り禁止区域あり。
駐車場の情報
釣り客は新井海水浴場駐車場など海岸の公共駐車場を利用。利用料金無料。
<TSURINEWS編集部>