釣りキャンプは大自然の中で遊び、釣った魚をその場で味わうという最高に贅沢なアクティビティだ。しかし、いざ計画を立てようとすると意外と悩むのがキャンプ場選びだ。今回は、「HEAT」の「釣りができる施設一覧」を活用してキャンプ場を検索。実際に掲載施設を訪れ、プロアングラーとともに「本当に釣りもキャンプも満喫できるのか?」を検証してきた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・五井)
目次
釣りキャンプの魅力とは?
釣りキャンプ最大の魅力は、釣りとキャンプ、それぞれの楽しさを一度に味わえることだ。キャンプだけでは味わえない「魚を釣る楽しさ」が加わり、釣れた魚をその場で調理して味わうという、最高の贅沢を体験できる。
海辺では生き物観察も楽しめる(撮影:TSURINEWS編集部・小菊)また、家族で出かけた場合でも、子どもたちは釣りや磯遊び、生き物探しなど、さまざまな遊びを楽しめるため飽きにくい。万が一魚が釣れなくても、大自然そのものが遊び場になってくれるのも魅力だ。
釣り人目線でもメリットたくさん
もちろんアングラーにとってもメリットは大きい。釣り場の近くに拠点を構えられるため、朝マヅメや夕マヅメなどの時合を逃さず、好きなタイミングで釣りを楽しめる。
釣り場のそばにベースを設けられる(撮影:TSURINEWS編集部・小菊)釣りもキャンプも楽しめる――そんな魅力が詰まったアウトドアスタイルが「釣りキャンプ」なのである。
釣りキャンプに必要なものは?
釣りキャンプを楽しむには、テントやシュラフ、簡易テーブルなどのキャンプ用品に加え、釣り道具や調理道具も必要になる。
簡易テーブルとカセットコンロがあると便利(撮影:TSURINEWS編集部・五井)「荷物がかなり多くなりそう」と思われるかもしれないが、実際には必要最低限の道具をそろえれば十分だ。
釣りで使う道具
釣りキャンプにおけるの釣り道具は持って行き過ぎに注意。釣りものを絞って荷物を減らそう。
・釣り竿とリール
・ルアーまたは仕掛け
・エサ
・魚用クーラーボックス(12~18L程度)
・氷
・折りたたみ式水汲みバケツ
・タモなどのランディングツール
調理で使う道具
釣りキャンプの調理道具は、一般的なキャンプと同様でOK。もしキャンプ場でレンタルがあれば、そちらを利用するのも手だ。
・柳刃包丁
・まな板
・ボウルやバット
・食器(紙皿でも可)
・調味料
・カセットコンロ
・ポリタンク(シンクがあれば不要)
魚料理用の包丁やまな板も用意(撮影:TSURINEWS編集部・五井)なお、魚をさばくなら洋包丁よりも柳刃包丁がおすすめ。30cm程度までの魚なら1本で十分対応でき、40cmを超える魚を想定するなら小型の出刃包丁があると安心だ。ポリタンクを除けば、これらの道具はコンテナ1つに収まる程度なので、思ったほど大荷物にはならない。
釣りキャンプ成功のカギは「キャンプ場選び」
釣りキャンプを満喫するうえで、最も重要なのがキャンプ場選びだ。海や湖、河川の近くにあるキャンプ場でも、釣り場まで距離があったり、魚影が薄かったりすると、せっかく持参した釣り道具が活躍しないこともある。
オートキャンプ場がおすすめ
運ぶ荷物が多くなる釣りキャンプでは、車をサイトへ乗り入れられるオートキャンプ場が便利だ。釣り道具を車内に保管できるためテント内を広く使えるほか、ポイント移動が必要になった場合でもスムーズに対応できる。
釣り道具も車内に収納できる(撮影:TSURINEWS編集部・五井)「釣りができる」だけでは不十分?
キャンプ場紹介サイトを見ると、「釣りができます」と書かれている施設は少なくない。
しかし、「どんな魚が釣れるのか・初心者でも楽しめるのか・どんな道具を持って行けばいいのか」といった情報まで掲載されているケースは多くない。釣りキャンプを成功させるには、「釣りができる」だけでなく、「ちゃんと釣れる場所なのか」を事前に把握しておくことが重要になる。
「HEAT」の「釣りができる施設一覧」
そんなときに便利なのが、「HEAT」の「釣りができる施設一覧」だ。「HEAT」は、釣りをもっと身近に楽しむための情報を発信しているWEBマガジン。釣り方や魚種紹介、アウトドア情報など幅広いコンテンツを掲載している。
その中でも「釣りができる施設一覧」は、キャンプやバーベキューと釣りを同時に楽しめる施設を全国のマップから探せる便利なコンテンツだ。
狙える魚も記載
施設紹介だけでなく、「どんな魚が狙えるのか」「レンタルや道具販売の有無」などまで記載されているため、「どこへ行こう?」から「何を持って行けばいい?」まで、まとめて情報収集できるのが魅力である。
キーワード検索も可能
今回は実際に「HEAT」の「釣りができる施設一覧」のキーワード検索機能を使って施設を探してみた。地図や施設情報を見比べながら、「海釣りキャンプ愛知」という条件で探した結果、愛知県西尾市にあるSUP&CAMPCRAZYONFLEEKを選んだ。
釣りキャンプに最適な「SUP&CAMPCRAZYONFLEEK」
訪れたのは、愛知県西尾市東幡豆町にあるキャンプ場「SUP&CAMPCRAZYONFLEEK(サップ&キャンプクレイジーオンフリーク)」。海岸に隣接したロケーションで、釣りキャンプには理想的な環境だ。
開放感あふれるキャンプサイト(撮影:TSURINEWS編集部・五井)周辺施設も充実
場内は最大10台ほどの車が利用できる広さがあり、コンビニまで車で約3分、スーパーまで約6分と買い出しにも便利。現在は設備を拡充中で、今冬には水道設備も完成予定。
シャワーは隣接するLIMIT幡豆店で利用可能(撮影:TSURINEWS編集部・五井)仮設トイレやゴミ捨て場を備え、隣接するマリンショップ「LIMIT幡豆店」ではシャワー(1回1,100円)も利用できるため、快適に過ごせる環境が整っている。
釣り人からも人気!
釣り目的の利用者も多く、リピーターが増えているというのも納得のロケーションだった。
なお、基本料金は4,400円(大人2名・車1台・テント1張りまで)。追加料金や利用ルールなどの詳細は、施設の公式ページで確認してほしい。
小浜海岸はどんな釣り場?
釣りをしたのは、キャンプ場に隣接する小浜海岸。三河湾内に位置する穏やかなフィールドで、サーフへ続く護岸は段状になっており、小さな子ども連れでも利用しやすい環境だ。
キャンプ場の目の前が釣り場(撮影:TSURINEWS編集部・五井)西へ少し歩くと、磯や石積みの突堤もあり、フィールドの変化も豊富。狙える魚はキスやハゼ、根魚のほか、クロダイやマゴチ、秋にはアオリイカも期待できるという。
少し歩けば磯場もある(撮影:TSURINEWS編集部・五井)プロアングラーが釣りキャンプに挑戦
今回釣りをするのは、プロ釣り集団「BLANKNOT」に所属する、プロアングラー「ヤマショー」こと山川さん。ファミリー向け釣り場を本気で釣ってもらった。
朝マヅメはチニングから
まずは朝マヅメにクロダイ狙いからスタート。7ftクラスのライトシーバスロッドにPEライン0.6号、リーダー10lbというライトタックルにフリーリグを組み、ホッグ系ワームで探っていく。
「キャンプをメインに楽しむなら、一本でさまざまな釣りに対応できる8ft前後のエギングロッドやライトゲームロッドがあると便利ですね」と山川さん。
ライトな万能タックルが活躍(撮影:TSURINEWS編集部・五井)30mほど沖まで探るとクロダイらしきバイトが2回。しかし、急な雨による水温低下や濁りの影響もあって食い込みは浅く、惜しくもフッキングには至らなかった。根魚らしき反応もあったものの、状況を見て早めに作戦変更することにした。
ちょい投げ釣りでハゼがヒット!
続いて挑戦したのは、ファミリーにもおすすめのちょい投げ釣り。
ちょい投げ仕掛け(撮影:TSURINEWS編集部・五井)ミニジェット天秤8号にキス・ハゼ兼用仕掛けをセットし、エサにはイシゴカイを使用する。
イシゴカイは短くカットして使用(撮影:TSURINEWS編集部・五井)釣りを始めると、すぐにハゼがヒット。
まずはハゼをキャッチ(撮影:TSURINEWS編集部・五井)キスも顔見せ
さらにキスも交じり始め、群れが回ってくるタイミングではキャストするたびにアタリが続く展開となった。
本命のキスも順調にヒット(撮影:TSURINEWS編集部・五井)ひと工夫で連発
状況に合わせて夜光ビーズを追加したり、エサの長さを調整したりと工夫を重ねる山川さん。
15~30mほどの範囲ではキスが、足元寄りではハゼがコンスタントに釣れ、短時間ながら十分な釣果を得ることができた。的確な工夫で魚を追加していく様は、さすがプロアングラーである。
本格投げ釣りでは良型キス
周囲では本格的な投げ釣りを楽しむアングラーが遠投で良型キスを連発しており、このフィールドの魚影の濃さも実感できた。「釣りができるキャンプ場」というだけでなく、しっかり釣果も期待できるフィールドであることが確認できた。
釣った魚で作るキャンプ飯
しっかり魚を釣った後は、お待ちかねの釣魚のキャンプ飯だ。今回はデイキャンプゆえ、ランチを作成。持参した調理道具でキスとハゼを開きにし、その場で天ぷらに。
釣りたてのキスとハゼを天ぷらに(撮影:TSURINEWS編集部・五井)カニ乗せ焼きそば
さらに焼きそばを作り、海で捕れたイシガニも加えると、見た目にも豪華なキャンプランチが完成した。
インパクト抜群のカニ乗せ焼きそば(撮影:TSURINEWS編集部・五井)釣りたて、揚げたてのキスとハゼは格別のおいしさ。イシガニも濃厚なミソが楽しめ、アウトドアならではの贅沢な食事となった。
泊まりはもっと最高かも
今回はデイキャンプだったためアルコールは控えたが、「泊まりだったら最高ですね!」と山川さん。釣った魚で作ったキャンプ飯でゆっくりお酒を飲むーーこれこそ釣りキャンプならではの醍醐味だろう。
釣りキャンプ成功の秘訣は「場所選び」
今回実際に釣りキャンプを体験して感じたのは、「場所選び」が満足度を大きく左右するということだった。釣り場までの距離や魚影、設備の充実度など、キャンプ場によって環境は大きく異なる。だからこそ、事前に釣りに関する情報まで確認できることは大きなメリットになる。
「釣りができる施設一覧」が役立った
今回利用した「HEAT」の「釣りができる施設一覧」では、施設情報だけでなく、狙える魚や道具のレンタルや販売に関する情報まで紹介されており、「どこへ行こう?」という段階から釣行プランを組み立てやすかった。
「釣りもキャンプも楽しみたい」「家族サービスもしながら自分も釣りを満喫したい」という人は、まず「HEAT」で自分に合った施設を探してみてはいかがだろうか。きっと、釣りもキャンプも欲張りに楽しめる、とっておきのフィールドが見つかるはずだ。
<五井/TSURINEWS編集部>

