初秋はタチウオやアオリイカ、青物など、多彩な魚が釣期を迎えるベストシーズン。ただ、まだまだ暑さが残り、釣りに集中できない時期でもある。そこで今回、即効で涼しさを得られ、汗のニオイも解消してくれる便利なアイテムを紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・五井)
目次
暑さ対策に最適なアイテム
みなさんはどんな暑さ対策をして釣りを楽しんでいるだろうか。近年釣り場で見かけるのが冷却ベスト。効果的な暑さ対策に違いないが、購入にはそれなりの費用が必要だし、「汗臭くなりそう」と思っている人も多いだろう。そんな場合にお勧めなのが「冷感スプレー」だ。
釣りは寒さより暑さが辛い?(提供:TSURINEWS編集部・五井)暑い時期の釣りに冷感スプレーが効く?
冷感スプレーにはさまざまなタイプがあるが、今回紹介するのが株式会社サナの「blizzardspray(以下、ブリザードスプレー)」だ。
blizzardspray(ブリザードスプレー)(提供:TSURINEWS編集部・五井)blizzardspray(ブリザードスプレー)
衣類の上から噴霧するタイプの冷感スプレーで、メントールの清涼感が涼しさを生み、シトラスやミントの爽やかな香りが衣類と体を包んでくれる冷感スプレーだ。
衣類に噴霧するタイプなので、冷感成分が汗で流れてしまうことがなく、衣類に吸い込まれることでじわじわと揮発するため、持続的に清涼感を得られるのが特徴だ。
噴射方式は2種類
なお、本品には、強く持続的な噴射が可能な「エアゾールタイプ」と、霧吹き式でミストを噴射する「スプレータイプ」がある。
エアゾールタイプ(提供:TSURINEWS編集部・五井)手早く広範囲に噴霧したい場合や、外着のすそからインナーに噴霧したい場合は「エアゾールタイプ」。一方、コスト重視で手軽に使いたい場合は「スプレータイプ」がお勧め。
スプレータイプ(提供:TSURINEWS編集部・五井)アウトドアに向く3つの理由
ブリザードスプレーが釣りやアウトドアに最適なワケは以下の通り。
・虫よけ成分が配合されている
・消臭&除菌成分が含まれている
・コンパクトで携帯しやすい
虫よけ成分配合
まず、虫よけの機能は釣り人にとって非常にうれしい要素だ。
虫よけ比較テストの様子(提供:TSURINEWS編集部・五井)※噴霧されているのは白い手袋の部分のみです
消臭&除菌効果がある
また、消臭&除菌成分(※すべての菌に有効ではない)が、釣りでは嬉しいポイント。汗そのものは本来無臭に近いが、汗や皮脂を栄養源に菌が増殖することで、汗臭や蒸れ臭が発生する。ブリザードスプレーは、ニオイを物理的に消すだけでなく、除菌によって発生源を絶ってくれるのだ。
ライフジャケットやレインウェアを着用する際、ブリザードスプレーを服に噴霧してから着用すれば、嫌なニオイの発生を抑えることにつながる。
携帯しやすいサイズ
そして、このスプレー、2タイプとも容器はスリムでコンパクト。ライフジャケットのポケットにもスッポリ収まる。
ライジャケのポケットにもスッポリ(提供:TSURINEWS編集部・五井)なお、取り扱い上の注意点として、両者とも噴霧するときは対象物から10cmほど離して使用すること。また、エアゾールタイプは、一般的な缶スプレー同様、直射日光が当たる場所や火気の近くなど、温度が40℃以上になる場所に放置しないようにする。
以上のように、効能も使いやすさも釣りにピッタリだと思えるブリザードスプレーだが、実際に使ってみないと効果は不明だ。
夏真っ盛りの炎天下&逃げ場なしの船釣りという過酷な条件で試してみることにした。
真夏のテンヤタチウオ船へ
舞台は愛知県は伊良湖沖のテンヤタチウオ。訪れたのは8月のど真ん中。乗船したのは伊勢湾テンヤタチウオのパイオニア船、南知多町片名漁港の忠栄丸だ。
テンヤタチウオ釣りといえば忠栄丸(提供:TSURINEWS編集部・五井)シーズン初期は大型が高確率で釣れるので、酷暑に耐えて足を運ぶ人も多い釣りだ。
集中力が重要な釣り
この釣りは繊細な誘いや瞬間的なアワセがものを言うが、カンカン照りの中では集中力が途切れて思うようにいかない。ブリザードスプレーの威力を実感するのに最適だ。
朝イチから大型タチウオ続々!
さて、釣りが始まると朝一番から大型ラッシュ。なかにはひと流しで指4.5~5本を4匹手にする人もチラホラ。こんな状態が朝8時ごろまで続いた。
開口一番から見事なタチウオ(提供:TSURINEWS編集部・五井)バイブレーション釣法に好反応
ちなみに、当日の当たりパターンはバイブレーション釣法で、速度は1mを7~10秒かけて巻く。手巻きの人は6分の1ピッチで小刻みにシャクっていた。
指6本級を上げた河合さん(提供:TSURINEWS編集部・五井)高目のタナで大型が連発
食うタナは日替わりだが、この日は大型ほど群の上層にいる傾向が強かった。朝マヅメで指5本以上の大型は、魚探反応の頂点から10mほど上で食ってくることが度々。
小幅なシャクリで上層を重点的に探るのが大型への近道だった。他海域でも参考になるパターンだろう。
ブリザードスプレー出動
朝の時合いが終わりタチウオの食いがひと段落すると同時に、日差しも強くなってきた。とは言え、タチウオの群れは健在で、ときどき思い出したようにアタリがある。典型的な拾い釣りパターンだ。
こんなときはいつでもアタリにアワセられる臨戦態勢で誘い続けたいが、暑さが集中力を奪う。「いよいよ来たか」と、筆者はブリザードスプレーを手に取った。
まずは自分でテスト
試しに日差しをもろに受ける両肩に、エアゾールタイプを噴射してみた。感触はひんやり。そう、スポーツで怪我したときに使うコールドスプレー。第一印象はそのように感じた。
さらに、背中にふんだんに噴射してみたところ、背筋の部分が「ゾクっ」とするほどの冷気を感じた。そして、着ていたポロシャツのひんやり感はしばらく続き、一度収まっても風が吹くと再び冷涼感を得られた。効果は噴射直後の短時間だけと想定していたので、効果の持続時間の長さは嬉しい誤算だ。
乗船者の皆さんにも体験してもらう
「この冷涼感を皆さんにも味わってほしい」と思い、数名の乗船者に体験してもらった。
ブリザードスプレーを体験(提供:TSURINEWS編集部・五井)まず、応じてくれたのが3人で釣りに来ていた河合さんらのグループ。
エアゾールタイプを噴射(提供:TSURINEWS編集部・五井)まず、メンバーの一人、玉城さんの背中にエアゾールタイプを噴射。さっそく私と同じような回答が返ってきた。
また、隣の足立さんにはスプレータイプを体感してもらったが、インパクトはやはりエアゾールタイプのほうが強かったようだ。
足立さんはスプレータイプも体感(提供:TSURINEWS編集部・五井)目が覚めた!
続いて、船首のほうにいた伊藤さんに体験してもらう。同じく噴射した直後に明確な冷涼感を感じたとのこと。さらに、参考になったのが「爽快で目が覚めた」との声。釣り船の朝は早い。寝不足のまま乗船して釣りを楽しんでいる人が多いのが事実だ。
アタリがなくて退屈しているとき、酔い止め薬の副作用が重なると猛烈な睡魔におそわれることがある。チャンスを逃したくなくても眠気には勝てないし、ウトウトしてサオを海に落とす人もたまにいる。そんなときにブリザードスプレーを背筋にかけるといいかもしれない。
「爽快で目が覚めた」と伊藤さんら(提供:TSURINEWS編集部・五井)ファン付きウェアとの併用が◎
このほか、ブリザードスプレーを体感してくれた村瀬さんからは「ファン付きウェアと併用したら効果倍増かも」との声。じっさいに村瀬さんは今釣行に送風式の空冷ベストを持ち込んでおり、好意で私にベストを貸してくれた。
そこで、再びポロシャツにブリザードスプレーを噴霧し、お借りしたファン付きウェアを着用してみたところ、上半身のいたる所がひんやり。
ファン付きウェアと併用すれば冷涼感倍増(提供:TSURINEWS編集部・五井)加えて、ベストの首回りから吹きあがってくる風が、首筋にも冷涼感を与えてくれるうえ、さわやかなシトラスの香りが広がった。愛用しているファン付きウェアのニオイが気になっている人は、ぜひ試してほしいと思った。
釣行後の汗臭さが気にならない
さて、釣りの方は船中一同大満足の釣果を得て沖上がりとなったが、帰港後に筆者があらためて感じたのが、汗臭や蒸れ臭が最後まで気にならず当日の取材を終えられたこと。
おかげで車のシートへのニオイ移りも気にならず、帰路にコンビニに立ち寄った際も、汗のニオイを気にせず入店できた。
忠栄丸船長にも使ってもらいました(提供:TSURINEWS編集部・五井)釣りの最中も、釣りを終えてからも爽やかな気分で過ごせるブリザードスプレー。まだまだ残暑は続くので、みなさんもぜひこのスプレーを使ってみては。
忠栄丸

伊勢湾~伊良湖沖、大山沖の多彩な釣りを楽しませてくれる大型船。メバル、イサキ、タチウオ、ウタセ五目、コウイカ釣りならお任せ、冬はヒラメ釣りでも出船している。釣り人、釣具店スタッフにも好評のベテラン船長が舵を握ります。
<五井/TSURINEWS編集部>

