大阪の中心地、難波を拠点にする人気アイドルグループ『NMB48』。その中でもチームNのキャプテンを務める平山真衣さんが、今年から釣りに挑戦するということで、2月1日にその釣行に密着取材した。
(アイキャッチ画像提供:週刊釣りニュース中部版編集部・長谷川与之)

NMB48平山真衣さんの釣りの思い出
以前からぼんやりとだが釣りに興味を持っていた、『NMB48』平山真衣さん。その理由は、お父さんの趣味が釣りで、まだ物心つくかつかないころに堤防のサビキ釣りに連れていってもらった記憶がうっすら残っているからだ。
アイドル活動で多忙な日々を送るなかでも、その薄い記憶が消えることはなく、いつかは挑戦してみたいと思っていたそうだ。
釣りは種類が多い
ただ、釣りといってもビギナーにとっては驚くほど種類が多い。海釣りだけでも、船、堤防、イカダ、磯などさまざまで、季節によって狙う魚も釣り方も大きく変わる。
ビギナーにとって始めやすいのは堤防釣りだが、釣り場やターゲットを決めるのはなかなか難しい。
『HEAT』で釣り場探し
今回、平山さんが釣り場探しに活用したのが、釣り&アウトドアスタイルマガジン『HEAT』の「釣りができる施設一覧」。全国の様々な釣り施設が掲載されており、初心者にもわかりやすく情報がまとまっているのが嬉しいポイントだ。
釣りたい魚や住んでいる地域で検索すれば、釣り場はもちろん、釣り方やエサの情報まで丁寧に解説されており、初心者にはうってつけの釣り場検索システムと言える。

『とっとパーク小島』に決定!
関西エリアで検索した結果、平山さんが選んだ釣り場は、大阪府泉南郡岬町にある「とっとパーク小島」。関西空港第二期建設時、土砂運搬に使われた桟橋を改装して作られた釣り公園で、足場が良く子供連れでも安心して楽しめる釣り場だ。
トイレはもちろん、売店にはお弁当のほかに釣具やエサ、発泡スチロールの簡易クーラーボックスも販売されており、手ぶらでも釣りができる。
サビキ釣りでアジを狙う
現在の釣況としては、サビキでアジが釣れ盛っている様子。また、公園桟橋周辺に漁礁が沈められており、それに付いたガシラ(カサゴ)やアコウ(キジハタ)なども釣れているとのこと。
そして現在、とっとパークを訪れる人の多くのお目当てが、時間によって回遊してくる青物だ。特にこの海域では青物の回遊が多く、サビキで釣ったアジを泳がせたり、ショアジギングで狙うことができるらしい。
しかし、ビギナーにとって大物狙いはハードルが高い。そこで今回は、まずサビキでアジのお土産を確保し、それから胴つき仕掛けやブラクリで根魚を狙うプランとなった。

万能竿に市販のセット仕掛け
今回、平山さんが用意したタックルは、初心者でも使いやすい振り出しの万能竿に中型スピニングリールの組み合わせ。
万能竿『マルチキャスター』
アルファタックルのマルチキャスターHI3-360にカトラス4000をセットし、ミチイトにはナイロン4号を巻いている。3号の竿なので少々重いオモリでも使え、3.6mという長さも、やや足場が高いとっとパークに最適だ。
また、根魚狙い用にはやや短めのマルチキャスター210にスピーキー2000HGXを用意。足元を胴つきやブラクリで探るのにぴったりの組み合わせだ。

早朝から多くの人で大にぎわい
とっとパーク小島の開園は午前7時。6時50分から受付開始ということで、現地に到着したのは6時半ごろだった。
しかし、入り口で整理券を受け取ると、番号は138番。この釣り公園のキャパは180人のため、かなり遅めの入場となる。とはいえ、キャパ以上の整理券は配布されないため、整理券を受け取った時点で釣り座は確保されたも同然だ。
荷物をまとめて受付に向かうと、エントランス前は多くの人で大にぎわい。マイクで整理券の番号が呼ばれると、受付を済ませて順次入場。
そして平山さんの番号が呼ばれ、いざ入場。すでに階段から先端にかけてはびっしりと釣り人で埋め尽くされていたため、やや陸よりの南向きに釣り座を構えた。
