船シロギス釣りで23cm頭に56匹【愛知・玉や丸】誘い続けて数釣り達成

船シロギス釣りで23cm頭に56匹【愛知・玉や丸】誘い続けて数釣り達成

キス釣りフリークの私としては、夏はキスの釣果が気になって仕方がない。7月に入って3ケタ釣果も出始めたので、7月14日は愛知県弥富市にある玉や釣具店のキス乗合船に乗船した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

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船釣り エサ釣り

乗合船でキス狙い

気になるのは記録的な大雨。伊勢湾は湾口が狭い閉鎖性水域。そこに木曽三川という大きな河川が流れ込んでいるので、雨が降ると魚の活性に影響が出てしまう。

船長に状況を聞くと、天気が続いていたときは良かったが、上流から大量の真水が入り込んで水潮になっており、かなり厳しいかもとのこと。しかし、釣りバカはそんなことではめげない。逆に闘志が湧いてくる(笑)。

当日は、三重テレビのフィッシングポイントで活躍中の萩原香さんが撮影のため同船されるとのこと。やがて予約順に名前が呼ばれ、船に乗り込む。私は玉や丸Ⅱの左舷トモ。萩原香さんは、同じ船の左舷ミヨシにフィッシング遊・桑名店のスタッフ2人と着座された。ラッキーだ。

午前6時半に14人の釣り人を乗せて出船。早速タックルの準備に取り掛かる。シマノ・バイオインパクトXキスS170にエクセンスC3000HGM(PEライン0.8号)をセット。オモリ20号を付けた片テンビンとハリス1号90cmの2本バリ仕掛けを結ぶ。エサは船宿支給のイシゴカイだ。

 

1投目から好反応

30分ほどかけて大野沖のポイントに到着。船長から「水深は8m、水温は出水の影響で20.3度しかありませんので積極的に誘ってください」とアナウンスがあり、釣り開始となる。海面には流木などが漂い、濁りもある。通常であれば水温は25度くらいなので、ちょっと活性が心配だなぁ。

アンダースローでチョイ投げして探ってみると、1投目からプルプルという特徴的なアタリが出て本命をゲット。その後も誘えばアタリが出るし一荷(ダブル)もあったので活性は低くないのかなと思っていたが、次第に渋くなってきた。船の流れと潮の流れが逆でアタリも取りづらい。

船シロギス釣りで23cm頭に56匹【愛知・玉や丸】誘い続けて数釣り達成 船キスでダブルヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

そこで萩原さんの撮影風景を見に行くことにした。解説しながら釣る姿に、やはりプロだなぁと感心する。道具の使い方、誘い方も慣れたもの。足元のバケツはすでに良型のキスでいっぱいだ。

うかうかしていられないと見学もそこそこに釣り座に戻って釣り再開。しかし流れがどんどんきつくなり、午前9時半ごろにセントレア北の進入灯付近のポイントに移動する。水深は4mほどで釣りやすくなったが、サイズが小さくなった。

ちなみに、ここは迫力ある飛行機の離発着が間近で見られる。夏休みに子供を連れてくれば、お父さんの好感度が上がること間違いなしだ。

23cm頭に56匹キャッチ

午前11時ごろ新舞子前のポイントに移動。川から流れてきたらしい浮遊物がたくさんあり、しかも岸近くなので釣れるのかなと思うような場所。ところが、ここで今日イチサイズが釣れたのだから分からないものだ。

船シロギス釣りで23cm頭に56匹【愛知・玉や丸】誘い続けて数釣り達成 キス料理に舌鼓(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

そして釣りあるあるで終了間際に突如アタリが出始めたが、午後1時半に無念の終了となった。持ち帰った釣果は23cmまでのシロギス56匹。釣りづらくて渋い状況だったが、誘い続けて今季最高を記録。萩原香さんと有意義な話をすることもできたので満足だ。

船シロギス釣りで23cm頭に56匹【愛知・玉や丸】誘い続けて数釣り達成キス料理を堪能(提供:週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎)

梅雨が明ければキス釣りのトップシーズンに突入。活性が上がり数も上向いてくる。暑さも厳しくなるので、対策を万全にして釣行してほしい。

<週刊つりニュース中部版APC・佐久間由郎/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
玉や丸
TEL:0567-68-1330
出船場所:境港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年8月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。