夏が近づいて気温が上昇し、夜釣りが楽しい季節になってきた。今回は、夏の近畿地方・瀬戸内海で楽しめる夜のターゲットと、釣り方を詳しく紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・荻野祐樹)
おすすめの釣り方
では、夏の夜釣りで使用する仕掛けはどのようなものなのか。お手軽に楽しめる仕掛けを、仕掛け図付きで3種類紹介していこう。著者は基本的に同じロッドとリールを使い回しており、問題なく釣れているので参考にしてみてほしい。
電気ウキ釣り
電気ウキ釣りは、針やハリスのサイズ、付けエサを工夫する事で様々な魚に対応できる、万能の釣り方だ。
潮通しが良ければキビナゴ/サンマの切り身でタチウオ・サバが狙えるし、石畳やテトラがある場所なら青虫で根魚・グレ・チヌ・ハネ等を同時に狙うことが出来る。活きアジやイワシが入手できるなら、ノマセにチャレンジするのもアリだ。
ハリスの太さだが、タチウオならワイヤー♯47、ノマセやサバならフロロ4号~6号、根魚・グレ等五目の場合はフロロ1.5号~2号を使用している。
オモリの上下にはクッションゴムも忘れずにセットしたい。真っ暗闇の中、ボンヤリと浮かぶウキを眺めながら釣るのは中々に趣があるのでおすすめだ。
ブッコミ釣り
夜釣りといえば、お手軽なブッコミ釣りもおすすめ。シンプルなタックルで、ウキ釣りと同時に楽しむことが可能だ。とりあえず放り込んでおき、竿の先端に鈴を付けておくのが昔ながらのスタイル。
エサは青虫が万能で、アナゴ、チヌ・キビレの他、テトラ周辺なら良型のガシラがヒットする事も多い。ハリスを5~6号にして活きイワシを使用すれば、ヒラメやアコウを狙う事も可能だ。
電気ウキサビキ
サビキと言えば昼間のイメージだが、夜釣りも楽しい上に、大型をゲットしやすい。通常、市販のサビキ仕掛けの下部にあるサルカンにはアミカゴをセットするが、著者はここに片テンビンをセットし、アミカゴを装着。エサ針を1つセットしている。
撒き餌は勿論アミエビ。刺し餌はオキアミやサシアミ、青虫が万能で、根魚も同時に狙うことが出来る。ウキはサビキ用の専用電気ウキを使用しよう。サビキ釣りの詳しい釣り方は、著者の過去記事を参考にしてみてほしい。
夜釣りならではの獲物を狙おう!
魚たちの警戒心が和らぐ夜間は、日中とは一味違う獲物・大物が楽しませてくれる。安全対策を万全に取り、快適で楽しい夜釣りに出かけてみてはいかがだろうか。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>