夜釣りに必須の『ライト』使用のススメ ランタン型とヘッドライト型を解説

夜釣りに必須の『ライト』使用のススメ ランタン型とヘッドライト型を解説

灼熱地獄を避けて、夏は夜釣りが楽しい。特にこれからはアナゴにタチウオ、チヌなど夜釣りで狙いやすいターゲットも増えてくる。そんな夜釣りでは足元の安全対策が重要だ。今回は夜釣りに必携のライト類を使用して、快適に夜釣りを楽しむ方法と、その安全対策について紹介したい。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

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その他 お役立ち

ライトは2種類用意しよう

夜釣りで必携なアイテムと言えばヘッドライトに代表されるライト類だ。これがなくては夜釣りは始まらない。さて、通常、夜釣りで使うライト類には大きく分けて手元用のライトと周囲を照らすランタン型の2種類だろう。

手元用のライト

頭に付ける小型のヘッドライトや、首からぶら下げるタイプで手元をメインに照らすことができ、仕掛け作りやエサ付けなど、手元の作業に適している。他にもゲットライトや首からかけるチェストタイプのライトがある。使用目的に合わせて、その2種類のライトを持参する事をオススメする。

ランタン型ライト

ライトの使用目的を考えると、周囲全体を照らすライトと手元を中心に照らすライトの2種類があれば完璧。特に家族連れなどで重宝するのが周囲を広く照らしたままにしておける電池式のランタンタイプ。

ランタンを置くスペースがない釣り場や、慣れた人ならヘッドライトのみでの釣りも行うが、投げ釣りやチョイ投げなど、あまり頻繁に移動せずにどっしりと腰を据えて釣る場合には2種類のライトがあると本当に楽ちんだ。

夜釣りに必須の『ライト』使用のススメ ランタン型とヘッドライト型を解説ランタンを置いてじっくり(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

前述のようにライトは使用用途に分けて2種類を持参する事をオススメするのだが、それぞれの役割と使い方について説明しよう。

ランタン型の利点と使用法

まずはランタンタイプ。これはクーラーなどの上に置いておき、自分の釣り座から見て、少し左右側の横、または少し後方にズラして置く事。ランタンはずっと光り続けているから、視界に入る位置に置くと、明るくて周りがまったく見えなくなる恐れがあるため気をつけよう。

極端に言うと、常夜灯のように正面に入ると明るくてじゃまになるが、自分の後方から照らしてくれていると、目の前一帯が明るくなって見やすくなる。なので、後方から照らしてもいいが、今度は自分の陰がじゃまになるので、少し左右にズラして置くことがベターだろう。

夜釣りに必須の『ライト』使用のススメ ランタン型とヘッドライト型を解説ランタンも直視するとまぶしい(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

特に子どもさん連れの場合は、ランタンを護岸の水際に置くと、視界に入るランタンの光で護岸の端が見え辛くなるので、水際から離して置く事で、護岸際が明確に分かるようになる。それでも心配な方は、筆者のやり方だが、ケミホタルなどの集魚ライト(75mm以上が理想)をポキッと折って光らせ、護岸際に置いておき「この光より先には行かないように」と言っておけばOKだ。

ランタンの最大の特徴は、周囲を広範囲に照らすので、釣り座の周り全体がよく見え、どこに何を置いたのかが分かりやすい点。竿を扱う時も、他の竿や道具類が置いてあるのを確認しながら作業ができるのでトラブルが少なくなる。

ヘッドライト型の利点と使用法

ランタンに対して、狭いエリアをピンポイントで照らしやすいのが頭に付けるヘッドライト(チェストタイプも同様)だ。こちらは頭にバンドなどで固定する事で、頭を向けた方向を照らす事ができるので、両手が完全にフリーになり、仕掛け作りなど手元の細かな作業などに向いている。

夜釣りに必須の『ライト』使用のススメ ランタン型とヘッドライト型を解説魚の口元を照らすならヘッドライト(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

注意点としては、スポットライトに似ている照射なので、一点を明るく照らすと、周囲が暗く感じて見えない事。たとえば、手元の作業をしながら歩くと、足元すら見えずに躓いてしまうなんて事が実際によくある。

またあまり水面を照らしすぎると、ベイトが光に驚き散ってしまい、場を荒らしてしまう可能性もある。極力、水面には光を当てないようにしよう。

2種類の使い分け

2つのライトの特徴を理解した上で、理想的な夜釣りの釣り座セッティングを考えてみると、たとえば、チョイ投げや投げ釣りなど置き竿での場合、護岸近くに竿受け(三脚など)と竿を置き、竿尻より少し下がって椅子を置く。自分の斜め後方にランタンをセットしておき常に点灯。エサの付け掛けなど細かな作業はヘッドライトでという具合だ。

ランタンの明かりが強い場合は、少し自分のいる位置よりも離す事で、そちらにガなどの光に集まる虫などを寄せておく事もできる。

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