夜釣りで釣果が上がりやすいアジング。対して昼のアジングは難しいと思われがちだが、偏光サングラスで視認性を整え、回遊パターンや釣り場を考えれば、しっかりと釣果を上げることが可能だ。今回はそんな「デイアジング」の攻略法を、アジング大会で優勝することができた筆者が、実釣形式で解説していく。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
デイアジングが難しい理由
「日中のアジは釣りにくい」。それがアジングを楽しむアングラーの共通認識だろう。しかしながら、アジは夜行性ではなく「昼行性」の魚であると言われているため、普通ならもっと日中に爆釣してもいいはずなのだ。ではなぜ日中に釣りにくいと言われているのか、考えられる理由を紹介していく。
デイアジングの難易度は高め(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)アジは人影を見て警戒
アジの視力は1/5〜1/10程度と言われており、決して視力が良い魚ではない。しかし、夜間に比べて日中だと堤防に立つ人の影は見えやすい。そのためアジが警戒しやすく、近くを泳ぐ疑似餌を見切ってしまう。
優先的に生エサにつく
昼の堤防では、サビキ釣りの人気ターゲットとなっているアジ。そのため、日中表層にいるアジはコマセに優先的につき、「コマセジャンキー」になっていることが多く、疑似餌には反応しにくい。
ポイントが絞りにくい
アジングのポイントとして挙げられる「常夜灯周り」。アジは夜間、常夜灯の光に集まるベイトを捕食する。これによりベイトの場所が日中より把握しやすいため、ポイントが絞りやすいのだ。しかし日中は「わかりやすいポイント」がないため、ポイントを絞ることが難しい。
常夜灯周りは鉄板のポイント(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)デイアジング攻略の4要点
デイアジングは確かに難しい部分もあるが、要点を抑えられれば意外とすんなりと釣果を上げることもできる。以下4つポイントを意識してみよう。
コマセ師の隣に入る
少々ズルいやり方だが、サビキ師の横に入らせてもらう方法は有効。日中、アジはコマセを撒いた周辺についているため、サビキをしている釣り人の横に一声かけて入らせてもらい、迷惑にならない範囲で釣りをさせてもらえれば、そこがポイントになる。
うまく釣るコツは、サビキ師が入っている「潮下」で投げさせてもらうこと。潮下にはサビキ師のオキアミが流れてくるので、そこでアミカラーのワームをふわふわさせていると釣れやすい。
サビキ師のおこぼれを狙う(提供:TSURINEWSライター・井上海生)ボトム周りを狙う
デイアジングではボトム周りがキーだ。アジがつきやすいというよりは、魚から人の姿が見えにくく、隠れている魚が反応しやすい。ワームの色は見切られにくいクリアを推奨したい。
メタルジグを携帯しておく
通常のアジングではあまり使用することのないメタルジグ。しかしデイアジングでは大きな武器になることもある。ワームより飛距離が出せるため、朝マズメなど魚の活性が高いタイミングで、警戒心の薄い沖にいるアジを狙うことが可能だ。
より遠くを狙う時に使用したいメタルジグ(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)海中情報を可視化
潮通しがよくて、回遊してくるアジの群れが絞り込みやすい漁港の水道は一級ポイントと言えるだろう。そんなポイントにもテトラや根が点在していることがあり、その周りを攻めるも有効だ。そこで必需品になるのが、「偏光サングラス」。海中の視認性を高め、ルアー・ラインの動きや、アジが回遊する姿も逃さず確認することができる。
偏光サングラスは海中の様子がわかりやすい(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)魚が見える偏光グラス
デイアジングをはじめ、日中の釣りに必需品となっている偏光サングラス。モノによって特徴が異なるが、MONOGI株式会社から発売されている釣り・アウトドア向けに設計したプロ仕様偏光サングラス【Gillsee】が価格面・性能面で優れており、とにかくアツい。
「魚が見える」釣り人向け偏光サングラス「Gillsee」(提供:MONOGI株式会社)業界最強クラスの偏光率
市場に出ている多くの偏光サングラスは偏光率が70〜85%前後にとどまり、光の反射を十分に抑えきれないケースがある。
しかしGillseeは、独自の高精度偏光レンズと裏面ARコートを組み合わせ、偏光率96%を達成。紫外線(UV400)を99.9%カットし、不要な反射光を抑えつつ、必要な視界情報だけを明るく鮮明に届けるよう設計されている。
着脱式サイドシールド
このGillseeには、「着脱式サイドシールド」が付属されている。釣りシーンにおいて、正面からくる光や風は対策している人が多い。しかし、「横からの光や風」が想像以上に邪魔になりがち。この問題も「着脱式サイドシールド」で解決できる。
横からの光や風を対策してくれるサイドシールド(提供:MONOGI株式会社)街でも映えるデザイン
Gillseeは、ありがちな機能性重視の釣り用サングラスと違い、「デザイン性」にもこだわっている。そのため男女関係なく、街使いでも自身のスタイルをよりおしゃれに引き立たせてくれる。シーンを問わず「かけたくなるデザイン」だ。
シーンを問わずおしゃれに使いこなせる(提供:MONOGI株式会社)日本人の骨格に合わせた設計
長時間偏光サングラスを装用することの多い釣りシーンでは、海外発の偏光サングラスを使用していると、着け心地が合わず、ズレを引き起こしてしまうことがある。
その点においてGillseeは、日本人の骨格に合わせたノーズパッドとテンプル形状を採用しており、日本人の顔にしっかりとフィット。長時間の装用でもズレにくく、快適さをキープしてくれる。
日本人の顔にジャストフィットする設計(提供:MONOGI株式会社)1万円台で入手可
釣り人向けの偏光サングラスで有名なブランドがいくつかあるが、どれも3〜5万円台と非常に高価。釣りシーンにおける偏光サングラスは、紫外線カットはもちろん、「海中の状況・魚影の視認性アップ」も主な目的であるため、機能面で文句なし。
価格も1万円台と手が届きやすいGillseeは、まさに最強の釣り人向け偏光サングラスと言えよう。
他社偏光サングラスとの比較表(提供:MONOGI株式会社)

