釣り&アウトドアスタイルマガジン「HEAT」の記事を見た釣りガールが、記事の情報をもとに初のプールトラウトに挑戦するとのこと。当日の釣りに密着してみた。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・中西)
ルアー専用50mプールへ
当日は平日ということで、少し遅めの11時に現地集合。券売機で一日券を購入して受付へ。スタッフに話を聞くと、「朝から数人の釣り人がサオを出していますが、釣り座は空いています。2時間券の方も数人おられるので、さらに広くなるでしょう」とのこと。人気で土日はかなり混雑するとのことなので、可能なら平日釣行をお勧めしたい。
受付で無料のスカリ、ラバーネット、椅子を借りて、ルアー専用の50mプールへ向かう。釣り場には情報通り数人がサオを出していたが、十分スペースがあったので最深部の中央付近に釣り座を構えていよいよ釣りスタート!
「スプーン」に反応あるも
HEATの記事によるとクランクがいいとのことであったが、のぞみさんが選んだのは定番のスプーン。以前の管理釣り場釣行の際はスプーンで釣ったとのことで、まずは実績のあるスプーンで1匹を目指す作戦とのことだ。
が、開始早々チェイスやアタリはあるものの、寸前で見切られたり、電撃フッキングがすっぽ抜けたり、ネットイン直前でバレたりと、簡単に思われた1匹が遠い。
前日まで雨で南風が吹いて気温が高かったが、当日は北風が吹いてかなり気温が低かった。もしや急激な気温の変化で魚の活性が悪いのか?いやいやでも魚は口を使っている。現に周りではポツポツながらヒットしている?何がダメなの?
放流タイムで活性アップ
そうこうしていると、隣の25mプールにトラックが出現。スタッフがおもむろに魚を網ですくって放流し始めた。釣り堀で一番熱いイベント「放流」である。
ほどなくフライ・テンカラエリアへの放流を終えたトラックが、50mプールへやってきた。そして、怒涛の放流タイム!
放流直後こそ少しアタリが止まったもの、10分もすると周りで釣れだし、アタリも増えたとのこと。それ以前に、足元までチェイスしてくる魚が増え、落ち葉にライズする魚影も頻繁に確認できるようになった。水の中の状況が目に見えてかわっている。
HEATでおさらい
依然としてフッキングミスとバラシが続くのぞみさん。攻略のヒントを求めてHEATを再確認。見つけたのは「まったくのビギナーでも大丈夫!初めての管釣りトラウト入門【後編】実践・釣り方を学ぼう」という記事。
こちらの記事は管釣りトラウトに入門するビギナーのためのhow-to記事で、特に「釣り方」にフォーカスしたもの。のぞみさん、事前に気になるページを開いたままにしていたようで、釣り場で迷ったら頻繁に該当箇所をチェックしていた。
今回特に再確認していたのが、「ロッドの角度」の部分。アタリもショートバイトもあるのに掛からないのはこの辺りに原因があるのでは?と思い立ったそうだ。
待望の30cmニジマスをキャッチ
再開後すぐ、「きた!」と弾んだ声をあげるのぞみさん。見るとサオを大きく曲げてファイト中。時折ドラグを滑らせながらのファイトを楽しみ、ついに観念した魚が水面に浮いてきた。上がってきたのは想像以上の大物。無事にネットに収めてランディングも成功。30cm近い良型のニジマスだった。