駐車場問題、筆者は釣り場が近いので無縁だが、やはり無視できない人もいる。この記事ではそんな釣り場の駐車場問題について考えてみたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
高騰するガソリンに駐車場もない
ほとんどの釣り人は釣り場へ車で向かう。特に都心から地方へ遠征するときなどは、早起きして長い時間車を運転することだろう。眠気と戦いながら渋滞を抜けてようやくポイントへ到着。いざ釣りだ!と思ったら、どこも駐車禁止で止められない止まらない……。なんてことはないだろうか。

さて、ガソリンの価格がこの記事を書いてる時点でレギュラーリッター200円代目前だ。これは毎週車で釣りに行く人にとっては、かなり痛い出費だ。

さらに最近の釣り場はどこも駐車禁止の場所だらけで、車を横付けして釣りができる場所などほぼ存在しない。コインパーキングが近くにあればまだ良いが、全く見当たらない場所さえある。かといってむやみに探し回れば燃費も悪くなるという悪循環だ。

年々高騰する物価もそうだが、このガソリン代と駐車場問題は釣りをする上で切っても切り離せない頭の痛い問題でもある。では、どうしたら良いのかを筆者なり考えてみた。
釣りは足を使って一石二釣?
まず、徒歩や自転車、あるいは電車での釣行をおすすめする。つまり、自分の「足」を使って釣りをしようというものだ。筆者の得意なシーバスフィッシングを例えにしてみると、今はコンパクトロッドや4本継ぎのロッドなど、収納性能に優れた商品が各メーカーから発売されている。

これらはとても便利で、リュックなどに収めることができる。つまり、いつでもどこでもどんな手段でも釣行が可能なのだ。しかも、車を使わないからガソリン代はもちろん、コインパーキング代すらかからない。

路上駐車の取り締まりに怯えることもないし、愛車をいたずらされる心配もない。さらに、他人が入るのをためらうようなポイントもスイスイ入れてしまう。こうなれば釣果はほぼ独り占めだ。まさに一石二鳥ならぬ、「一石二釣」だ。いや、それ以上かもしれない。

車を使わない選択肢
そもそも釣りは車で行くものと思っているならそれはもったいない考えだ。先にも書いたが、人間の足を使った移動手段もぜひ試してほしい。その理由としてもう1つ挙げるなら、体が自然と鍛えられるからだ。

少々こじつけっぽく聞こえるが、最近運動不足を感じているなら車を使わない釣りを試してみてはいかがだろうか。特にルアーフィッシングはおすすめだ。キャストを何回も繰り返すし、ポイントからポイントへ移動も頻繁にする。まさに全身を鍛えるにはもってこいだし、趣味を楽しみながら魚も釣れて健康にもなれる。

「一石二釣」と書いたが、やはり車を使わない釣りはそれ以上の価値がある。これを実践しないのは実にもったいない。そう考えると車を使わない釣りの選択肢、たまにはアリだ。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>