エリアトラウトの釣りで便利なアイテム「フックリリーサー」。これはバーブレスフックを効率よく外し、魚体に触れずにリリースできる道具だ。魚へのダメージを最小限に抑えられるため、数釣りを楽しむアングラーに重宝されている。ここではエリアトラウトのフックリリーサーの選び方や使い方について解説する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・藤田)

エリアトラウトのフックリリーサー
エリアトラウトの釣り場で使われる「フックリリーサー」とは、バーブレスフック(返しのない針)を効率よく外すためのアイテムだ。
この道具を使うと、トラウトの魚体に触れることなく素早く針を外せるため、魚へのダメージを最小限に抑えながらリリースができる。
数釣りを楽しみたいアングラーにとって、フックリリーサーは欠かせない便利アイテムだが、使いこなすには少しコツがいる。多くの経験者は、自分用のフックリリーサーを持ち込み、効率的な釣りを楽しんでいる。

フックリリーサーって必須?
フックリリーサーは便利な道具だが、初心者が最初に揃えるべきアイテムではない。
エリアトラウトを始めたばかりの頃は、まずランディングネットを購入し、魚をキャッチしてその感触を楽しむことが優先されるべきだ。釣果に浸りながら魚の美しさを観察するのも、エリアトラウトの魅力の一つだからだ。

しかし、何度も釣り場に通い、数釣りに挑戦したいと感じるようになれば、フックリリーサーの必要性が増してくる。
効率的にフックを外し、キャスト回数を増やすことで釣果アップを目指せるようになる。そういったタイミングでフックリリーサーの購入を検討してみると良いだろう。
フックリリーサーが便利な場面
フックリリーサーは以下のような場面で特に役立つ。
魚が暴れるとき
ニジマスなどがランディングネットの中で暴れると、フックを外すのに手間取ることがある。このときフックリリーサーを使うと、素早く外せる。
複数のフックが絡むとき
クランクベイトやミノーのフロントフックに魚がかかる場合、手で外すのは難しいことがあるが、フックリリーサーを使えば簡単に外せる。
荷物を軽くしたいとき
フックリリーサーを持っていると、ランディングネットを持たずに釣りを楽しむスタイルにも対応できるため、荷物を少なくしたいときにも便利だ。
リリーサーの使い方
ここでは、フックリリーサーの基本的な使い方を解説する。
1. 魚を寄せる
釣れた魚をランディングできる位置まで寄せる。

2. ラインにリリーサーを引っ掛ける
手元に引き寄せたラインにフックリリーサーを引っ掛ける。

3. フックへ移動
ロッドの先端を水面に近づけながら、フックリリーサーをフックの位置までスライドさせる。

4. フックを外す
リリーサーがフックにしっかりかかったら、フックリリーサーを手前に引き、ロッドを奥に押し出すように動かす。この操作でフックが外れ、魚を安全にリリースできる。