タイドプールで釣り
磯場の潮の満ち引きで発生するタイドプール。いわゆる潮だまり。エビやカニ、ハゼ類などが取り残される形になり、子どもにとっては自然の水族館。海水浴に行った際、「ここで釣りはできないのか」と、いつも気になっていた。
竿はノベ竿の先端部分を抜いて50cmほど。45cmのハリスの付いた袖バリ1号を結ぶ。基本的に海水浴の準備しかしていないので、エサは現地調達。フジツボや岩に着いた貝を砕いて身を取り出して使う。軽くハリに掛けて、タイドプールに投入。
オモリはあったほうがいいが、最低限の道具だけでやりたいので、ノーシンカー。ゆらゆらと落ちていくのが、少しまどろっこしい。
小さなハゼの仲間がヒット
岩の陰あたりに落ちると、ハゼが飛び出してきて面白い。数尾群がるようにしてエサを食べ散らかし、なかなかハリ掛かりしない。釣り用エサとして製品化されたものを使っているわけではないので、どうやったら掛かるのか工夫する。カワハギ釣りのアサリエサと同様に、なるべくコンパクトに付けるようにすると、ククンとヒットし、プルプルッと元気印のハゼ(何ハゼだかわからないが……)がハリ掛かりした。
魚を見ながらアワせるので、小さい子どもにも楽しめそう。海水浴に飽きたら、やってみるのも一興だろう。ただし、場所と時間によっては、波が押し寄せてくることがある。海に背を向けると危険なので、海の状況を確認できる位置で、水着など濡れてもいい服装が無難。
<週刊つりニュース関東版 青砥一生/TSURINEWS編>
真鶴の海水浴場
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