今年も年券を確保した東京都・奥多摩の渓流。解禁日当初の放流場所のお祭り状態は苦手な私は、釣場が落ち着いたであろう頃合を見て出かけてみた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・中山祐司)
気になる海沢へ移動
少し明るい海沢辺りで遅めの昼を取りたいと車へ戻った。昨年海沢へは行くチャンスは無く何年も訪れていない。何時も素通りしてしまう海沢の存在感は私の中では大きいのでこんなタイミングは嬉しく思う。
林道を行きランチタイムを
海沢の林道を走り出しキャンプ村を過ぎたあたりで渓相を確認してみる。トンネル付近から放流と漁協マップに記載があるが、車を進めると4名程釣り人を確認した。小さな渓流でこの人数は多い。車のPスペースも各所埋まっている。
足場の良い川岸を探してゲートを超えた。途中倒木が道を塞いでいたが小型車の私は何とかすり抜ける事が出来た。右手の樹林帯に踏み跡を見つけ、Pスペースを確保。水際でバーナーをセットし昼食にする。
上流の岩陰で蕗のとうを見つけ僅かばかり早春の土産にと頂いた。海沢も上流部は人家も無く奥多摩の自然を満喫できる。湯を沸かしラーメンとドリップコーヒーでひと時を楽しんだ。
釣り人との再会
林道を下り橋に差し掛かると釣り人が2人釣りをしている。先行者の方達である。使い込んだテンダー魚籠を身につけた姿は今朝、日原川で出会った彼らであった。釣果は4匹の山女魚、流石である。今、橋下に居る山女魚を狙っているとの事。邪魔にならぬ様、別れを告げ帰路に着いた。
今回の釣行の感想
今年の渓流釣りの始まりはボウズスタートと思いきや、何とか山女魚に出会う事が出来良かった。手堅く選んだ場所でボウズとは、釣りの魅力にまた引き込まれてしまった。
放流魚の数狙いならやはり解禁日が良いと思う。これからのシーズン各所放流が進むので今年も大いに奥多摩の渓流釣りを楽しんで行きたい。
<中山祐司/TSURINEWSライター>