奥多摩の渓流釣行で20cm山女魚(ヤマメ)と対面 水根沢周辺でヒット

奥多摩の渓流釣行で20cm山女魚(ヤマメ)と対面 水根沢周辺でヒット

今年も年券を確保した東京都・奥多摩の渓流。解禁日当初の放流場所のお祭り状態は苦手な私は、釣場が落ち着いたであろう頃合を見て出かけてみた。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

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中山祐司

中山祐司・なかやまゆうじ・65歳・東京都出身。定年を迎え渓流釣りに没頭中。狙いは源流岩魚です。古い船舶免許の活用チャンスも伺ってます。海も大好きな欲張り人間です。

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淡水の釣り 渓流釣り

日原川役場下で渓流釣り

3月14日の早朝6時に日原川役場下に到着。釣り人は3名竿を出している。全員餌釣りである。昨年の大雨で渓相は一変し平川と化した渓も元の釣場に戻っている。冬場重機を入れてくれたのだろう。

足場も良く釣りやすい場所である。釣り人の少なさには不安もあるがまずは餌釣りで攻めてみる。水色も良く水量も申し分無い。今回は中硬調6.3mの竿に天上糸0.8号を3本編みし、道糸0.3号の通し仕掛にした。山女魚鉤7号でスレ気味な山女魚を狙ってみる。PPのマーカーは1箇所でガン玉Bを付ける。良さげな落ち込みへ一投目、期待がよぎるが、アタリが無い。

餌のキジ、ブドウ虫、さてはイクラまで試してみるが空振りである。落ち込みの開きで空合わせをするも乗らない。

奥多摩の渓流釣行で20cm山女魚(ヤマメ)と対面 水根沢周辺でヒット早朝の日原川(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

釣り人少なくアタリなし

釣り歩く事30分朝まずめに型を見る予定が狂ってしまった。気を取り直し上流で川虫を探す事に。鬼チョロとヒラタを数匹取り、残しておいた落ち込みに投入。しかしアタリは来ない。後方から2人の年配の釣り人が来たので釣果を伺うとアタリも無しとの事。先行の釣り人が25cm程の虹鱒を釣ったらしい。毎年通い詰めている彼らと話し合いの結果、去年ほど魚が入っていないか?釣り切られたか?もしくは水温の変化か?

いずれにしても今日ここで粘っても良い釣果は無さそうと言う事で、2人は釣り場を変え何処かへ向かうと言う。私はのんびり長居をするつもりだったがやはり場所替えを選んだ。私の腕で快晴の本流釣りには時間が悪いので、沢釣りを決めた。

水根沢周辺に場所替え

去年の夏歩いた水根沢辺りで山女魚でも、と考え車を走らせた。時計は午前9時を回っていた。行き慣れた渓でポイントは頭にあるが、昨今の度重なる大雨で渓相が変わっている事も否めない。今年の初物を写真に納められればと車を止め渓を目指した。

奥多摩の渓流釣行で20cm山女魚(ヤマメ)と対面 水根沢周辺でヒット水根沢の釣り場(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

山女魚20cmがヒット

竿の入りやすい場所は場荒れ気味で期待薄であるが、本日は先行であるらしい。沢を上り数分後、杉の倒木の影の淵に落としたキジにやっと山女魚が出た。

20cmほどである。少しサビの残る魚体は今年の放流魚では無い。今年の渓流釣りの始まりは何とか型を見る事が出来た。満足である。

奥多摩の渓流釣行で20cm山女魚(ヤマメ)と対面 水根沢周辺でヒット20cmほどのヤマメ(提供:TSURINEWSライター・中山祐司)

渓流釣りの楽しみ方が変わりつつあるこの頃の私は、引数や型に魅力を感じなくなり、のんびり渓流に浸れる時間が至福になった。湯を沸かし、草木を愛で山菜を探し渓に浸る。生意気な様だが生き甲斐である。渓相が暗くなってきたので山道へ戻った。

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