4月も目前だというのに寒い日が続く。とはいえ、春はもう目の前。まだ不安定な日も多いが、伊勢湾奥の状況は確実に上向いてきている。雨がひと段落した3月27日の夜、メバルを狙って三重県四日市市の四日市港に出かけてみた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
四日市港でライトゲーム釣行
到着は午後8時半。この日は大潮後の中潮初日で、ちょうど下げ始めだ。雨後の風で水面が荒れてトップゲームは期待薄だが、遅くには収まる予報なのでトッププラグもバッグに忍ばせてポイントに向かった。
水は超クリア。大雨の後とは思えないが、これは強い北西風で表層の水が沖に流されたためだ。鈴鹿山脈からの雪代を心配していたが、これなら問題はないだろう。
20cm級メバルをキャッチ
中川君と合流し、早速キャスト開始。まずは1gのジグヘッドで水面直下をゆっくりトレースするが反応はない。続いてカーブフォールに切り替えると、かなり深いレンジでヒット。カサゴかと思いながら寄せてみれば、これが本命のメバルだった。
小ぶりながら幸先のいいスタートだが、後が続かない。どれだけ探っても反応が得られない表層を見切り、深いレンジ中心に狙っていく。
潮上にキャストし、海藻が茂るエリアをテンションフォールさせながら流していくと、ようやく2匹目のメバル。ややサイズアップだが、20cmにはわずかに届かない。今シーズンは、この20cmの壁が厚そうだ。
25cmのカサゴ登場
同様のパターンで探っていくと強烈な引きが伝わる。慎重に浮かせてみると 25cmを優に超えるカサゴ。深いレンジはメバルだけを選べないのが難点だが、こんな外道なら大歓迎だ。
その後もメバルに交じり、何匹かのカサゴが顔を見せた。その間にも時折は表層の様子をうかがってみるが、なかなかメバルは上ずってこない。