伊勢湾口の船カサゴ釣りで27.5cm筆頭に32匹と快釣【愛知・第二武丸】

伊勢湾口の船カサゴ釣りで27.5cm筆頭に32匹と快釣【愛知・第二武丸】

今冬はカサゴが好調だ。カサゴ釣りの鉄板条件である「ナギと緩い潮回り」の日を狙って、小潮の3月3日に愛知県・南知多町の第二武丸にて出船した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

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良型カサゴが連発

午前9時15分、「水深63mです。根掛かりは少ないポイントです。どうぞ」と開始の合図。

隣とオマツリしないように注意しながら、オモリ着底と同時に仕掛けを緩ませてハワせた。ガガーンとアタリで23cmの良型カサゴ。2投目、3投目も良型を連発。最高のスタートだ。

4投目はガガーンと大きなアタリ。手巻きで少し巻いてハリ掛かりを確認し、底を切って電動に切り替えた。魚の重みが心地良い。23cm強のダブル。

伊勢湾口の船カサゴ釣りで27.5cm筆頭に32匹と快釣【愛知・第二武丸】良型カサゴをダブルでゲット(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

27.5cmカサゴ登場

続いて緩ませた仕掛けをゆっくり巻いていくと、ココンと前アタリがきた。巻くのを止めて食い込みを待つと、グググーンと強烈に引き込まれた。重みと同時にグングンとトルク感も強力にある。「カサゴじゃなさそうだ」と思いつつ、電動の巻き上げ速度を落として慎重に対応する。

残り5m、水面下を見るとひと目でサイズが違うと、分かる大きなカサゴが見えた。帰宅後に計測すると27.5cmもあった。

初投からダブルを含め7連チャンしてツ抜け。この後、3匹を追加したところで食いが落ちてきて、10時30分ごろに「場所を変わります」とアナウンスが入った。

入れ食い30匹達成

航程約5分で同じ伊良湖水道にある丸山出し上手に到着した。「水深55mです。起伏があります。始めてください」と合図があった。オモリが着底すると少し流れがある。やたらに動かさずオモリを置いたまま、流れを受けたPEラインを張って待つ。

すぐにガンガンと気持ち良いアタリがきた。手巻きで底を切ったのを確認して電動で巻く。23cm前後のダブル。

少し待って食ってこない場合、流れにもよるがオモリをゆっくり引きずる横引きで誘う。引いたり、少しテンションを緩めて待ちを入れたりする。

このポイントでは横引きの反応が良く、入れ食いに近い間隔でスコアを重ねていく。この調子なら30匹に届くかもしれない。そんな折、ゴンゴーンと気持ち良いアタリでサオが絞り込まれ、26cmの大型カサゴを釣り上げた。

正午前、食いが落ちてきた。この時点で25匹。残り1時間で30匹まであと5匹だ。ここまできたら達成したいが、微妙なところ。

船長もこまめに移動して、アタリの間隔が遠いなかでもポツリポツリと確実に拾わせてくれる。

午後12時45分、ミラクルスポットに入ったのだろうか、私そして両隣がほとんど同時にダブルでゲット。このダブルで30匹を達成した。その後2投連続でカサゴを釣り上げ、沖上がりの午後1時を迎えた。

最終釣果

私の釣果は、カサゴ17~27.5cm32匹と大漁だった。

当初のメバル不発で一時はどうなることやらと思ったが、後半の大逆転でシーズン終盤の良型カサゴ釣りを十分堪能でき、とても楽しい釣行となった。

伊勢湾口の船カサゴ釣りで27.5cm筆頭に32匹と快釣【愛知・第二武丸】後半のカサゴで巻き返し32匹の大漁(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

<週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
第二武丸
出船場所:師崎漁港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年3月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。