今回は福井県嶺南での日中エギングに挑戦しました。雨と強風の中、ヤリイカを求めての釣行です。思わぬ天候に見舞われながらも、本命を釣り上げた模様をお伝えします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田村昭人)
オスのヤリイカを追釣
車に戻り、リュックに氷袋を入れた後、再び同じ場所を狙うことに。風が強いため、リュックが飛ばされないように背負った状態で釣りを始めました。
この短い時間に、雨は上がりましたが、風は一段と強くなってきました。
追い風を利用して、先ほどよりも遠くへキャストが可能に。風速が10mを超えたように感じます。安定したフォールを心掛けるために、両膝を地面につけながら釣りを行いました。
約100m先に鳥山が現れ、潜っては魚を捕まえる様子を確認し、期待感が高まりました。そこまで届くように丁寧にキャストし、藻場に当たったところで水平に引いてくると、元気良くアタリを感じました。
今回は良いサイズのオスをゲット!強風のため、写真を撮ることはできませんでした。すぐにリュックの氷袋に入れて、釣りを再開。
鳥山が消えるとしばらく何もない時間が続きました。これは回遊するパターンであるため、じっと耐えるしかありません。狙えるのはこの方向のみです。
波が立つ方向には鳥も向かわず、波の影響が少ない方向に再び現れました。このチャンスを逃さずに同じパターンで良いサイズのオスをまたゲット。
強風により納竿
雨は完全に上がりましたが、風が少し東に変わり、狙っていたポイントにも波が立ち始めました。背後から堤防に波が打ち寄せる様子も見られました。
やや内側の方が追い風となり、そこを狙いましたが、何の反応もなく時間だけが過ぎていきました。
14時を過ぎると、漁港の内側にも波が高くなり始めました。このままでは釣りを続けるのが難しいと感じ、駐車場に戻ることに。
車に戻って天気予報を確認すると、風速が13mを超え、これからさらに強くなる予報だったので、この日の釣りを終了しました。
振り返り
雨の中での釣りは厳しいと思い、日中の時間帯に挑戦したのですが、予想外の強風に見舞われました。しかし、不調とされていた漁港でも、沖に狙いを定め、ベイトや藻場を意識することで結果を出すことができました。
3月であり、通常はシーズンの終盤ですが、これからの季節、日本海のコウイカ釣りも楽しみです。暴風や雨の中でも、防寒対策や安全装備を整えれば、釣りを楽しむことができます。悪天候の中でも釣りを楽しんでいきましょう。
<田村昭人/TSURINEWSライター>