冬の寒さも本格的になり、1月半ば新潟・光海丸さんでアマダイが好調と聞き、サイトを拝見すると、信じられない大きさのアマダイが釣れていて……、その大きさ最大50cmオーバー(笑)。さっそく船長に詳しい詳細を聞くと「この時期のアマダイは基本、大きいですが、今年はさらに大きいとの事です。早速予約を取り、釣行。なんとその日アマダイだけで、25~30cm4匹40オーバー8匹に50cm1匹を釣り上げることが出来たので、その模様をお伝えしたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荒木清)
激短ハリス・激短ネクタイ
ハリスの長さですが、釣り経験者の方などは、ネクタイの長さや、シルエットをアワセるためにハリスの長さ、色、ハリの大きさ、ハリの形状等、様々な事を試行錯誤しながら答えを皆さん見つけ出しているとおもいますが、初心者さんの意見、思考能力は驚かされるばかりです。
その例がZさん、釣り経験は浅く、釣れた際の状況や、仕掛け等、色々な事を聞きますが、聞くと何も考えてないとの事です(笑)。そこから誕生したのが、今回の激短ハリス・激短ネクタイ、その名もデタラメネクタイです(笑)。
ハリスは2cmと長くても3cmで、ネクタイはなんとハリスの上で、ハリが普通に見えている感じです。自分の頭には、ハリよりネクタイが短いセッティングなんて、思いもつかず、自分はまだまだ経験不足だと、知らされた次第です。
この日だけかもしれませんが、実際、大型アマダイを連発していた時に、エソにやられ、ネクタイはそのまま、ハリを変え、従来の長さのハリスに変えたところ、食いが落ちたとZさんは言います。Zさんは以前にここ、光海丸さんの沖五目ジギングでアタリがなく、タイラバに変更させたところ、そのセッティングでも、いい意味でのデタラメセッティングを発揮。
そのセッティングとはタイラバの糸の所に蛍光ソフト玉をぎっしり詰めたセッティングです。以前自分が、カレイをタイラバで狙おうとして作っていたもので、そのセッティングでまさかの大アラを釣ってしまうとは……。釣りには答えがなく、楽しんだもの勝ちと、釣りの奥深さを改めて感じた次第です。
タナは上げても3m以内
この日はウネリがあり、タイラバ釣りとしては、少しやりづらい状態です。本来タイラバは一定に巻く事と、竿を安定させる事が基本とされていますが、この日は難易度がたかく、ただ巻いていると、ウネリで一気にタナが上がり、竿も安定させるのに一苦労です(笑)。
そこが釣りの難しい所でもあり、楽しい所でもあると自分は思います。アマダイなので底までタナを上げたくない、そこで自分がいつもやっていることは、波の上下で巻いている竿も、上下させる方法です。波を見て、船が上がる際は巻いている竿ごと、波にアワセ下げます。反対に波が下がるときは、それにアワセゆっくり上げます。あくまでも巻きながらゆっくりです。
こうする事により、タナボケがしにくくなり、若干ですがルアーも安定すると思います。
前半と後半でアマダイの反応が激変
この日だけかもしれませんが、メガ・アマダイの反応が明らかに違ったのでお伝えしたいと思います。前半はZさんのスタイルが良く、1秒間に一回点、HEADタングスタンの195gでハリとネクタイは記事に書いてある通りのセッティングです。
後半は、自分スタイルにアタリが集中、HEADはTGハイブリット130gにネクタイはイカタコショートをデッドスローでリール一回転3~5秒が良く、明らかに前半と後半で違う反応を見せています。終了1時間前には皆さん反応ない中で、自分一人だけ、アマダイやレンコ鯛を釣り上げたのです。
本日の御品書き
アマダイ&ゲストのフルコースを堪能しました。
<荒木清/TSURINEWSライター>