ルーティーンは、人それぞれ。しかし、釣りに関することは「意外に同じ」と思ったことありませんか。今回は私の少し変わったルーティーンと題し、出発から帰宅までのある「おまじない」などを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・松田正記)
出発
目覚まし時計が鳴り、眠気と戦いながら起床。そして釣行スイッチをオンにします。車には予め釣り道具(リール、小物)やエサ、ウエアなどを積んでいる状態で、出発直前にサオケースのみを積むようにしています。
1つでも欠ければ釣りになりませんが、サオが一番高価なため、ギリギリまで家の中に。このほうが忘れ物も少なく、「釣り神様」がほほ笑んでくれると、神社で聞いたことがあります。ちょっとした験担ぎ(げんかつぎ)です。
車を走らせる
次にハンドルを握り、GO。近場は1時間ほどで着きますが、遠征の場合は2時間近くかかります。いずれもエンジンが温まるまでゆっくり走行し、その後、軽快に走るようにしています。「エンジンは消耗品」。大事にすることで、長く乗れることを覚えておきましょう。
現着
現地に到着したら、静かに車のドアを閉めます。「ドン」ではなく、半ドア状態から手で押す感じで「カチッ」。騒音に注意。民家が近いところでは特に気を付けましょう。そして挨拶。大半の港に、えびす様があるので、手を合わせ「お邪魔します」など。
海の神様に
釣り座を構えると、今度は海の神様に頭を下げます。ここはやはり「怪我なく遊ばせてください」程度でしょう。「大漁」「大物」などの高望みは運気を下げるそうです。
海の恵みに感謝
いよいよサオ出しです。魚を釣り上げたらすぐ、海の神様に「ありがとうございます」。クーラーに収める時は「海の恵みに感謝」を忘れずに。
帰路へ
釣りを終えたら、忘れ物がないようチェックし、帰路につきます。眠気との戦いですが、休憩をとりながら、安全運転。個人的にはカーステレオを大音量にし、熱唱しながら帰ります。ちなみにマイケルシェンカー(洋楽)のギターを聞くと、のりのり。最近では邦楽の人間椅子、ザ冠もよく聞いています。
自宅に到着
自宅に到着したら、まずは洗いもの。塩抜きをしっかりし、最後は魚をクーラーから取り出し、シンクに移す作業。同時に魚の下処理を済ませ、その日食べる分だけを調理し、ひとまず仏壇・神棚に置いて「ご挨拶」。
もちろん無宗教ですが、一連のおまじない的な流れは自然と身に付いたもの。少し変わったルーティーンですが、皆さんと共通点もあると思います。要は「楽しく釣りができたこと」や「海の恵みに感謝」。
<松田正記/TSURINEWSライター>