私が長年愛してやまない釣り。飽きるどころか、年々熱中度が増しているのである。魚との知恵比べが面白いのは言うまでもないのだが、高いゲーム性に加え、大自然に身を委ねて遊べるのが言葉にできないほど楽しいのだ。そんな魚釣りを勧める5つの理由を紹介しようと思う。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター落合浩大)
自然環境に興味が出る
釣りをすると自然環境に興味が向くのは自然な流れだと思っている。何故か?例えば、四季折々狙う魚や釣れる魚が違ってくる。冬に夏場によく釣れる魚が釣れたりとか、例年春になれば入ってきていたベイトが全く入って来なくなったりとか。そんなことを経験すると、海がかわってきているのか?と思うようになる。
温暖化で水温も気温も上昇しているのか?海の埋め立てで、潮の流れが変わったのか?護岸工事等で、生態系に影響が出たのか?など、色々と考えてしまう。さらには地球規模で自然環境のことに興味が出てくるのだ。ニュースなどで、森林伐採や水質汚染などの報道を目にすると複雑な心境になる。今後、美しい自然を次世代に残すためには?と考えさせられるきっかけにもなると思う。
魚の知識が身につく
少し大袈裟かもしれないが、それなりに魚の知識はつくと思う。魚の生息域であるとか、種類、毒の有無、食べやすい魚、食べにくい魚など。
家族で釣りに行った場合や、普段あまり釣りをしない友人達と釣行した場合は、私の少しだけの魚の知識でも重宝される。さらには好意を寄せている異性であったり、恋人の前で少しの知識でも披露できれば好感度が大幅アップは間違い無しかも?
魚料理に興味が出る
魚を釣ったら食べる楽しみがある。リリースするアングラーもいるのだが、海の釣りでは魚を持ち帰って食べる人が多いのではないだろうか?普段、スーパーなどでお目にかかれない魚など釣ったらなおさらだ。
せっかく釣ってきた新鮮な魚。少しでも美味しくいただきたいものだ。自分で釣った魚を自分で捌き、そして料理をする。全部自分ですれば美味しく感じてしまうものだ。やがて凝り出してくると、味付けにも隠し味を考えたり、盛り付けの美しさ、更にはお皿等にもこだわりだしてしまう。そんなこだわりアングラーの方は結構多いと思っている。
コミュニケーション能力が身につく
釣りでそんな能力が鍛えられるのか?と思われるかもしれないが、結構鍛えられるのである。例えば、釣り場で先行者がいたとしよう。まずは先行者に挨拶。そこから、会話が生まれることがよくある。勿論、釣り談義である。近況の魚の感じなど貴重な情報が入ってくる。現場でのリアルタイムの情報なので、アングラー同士のコミュニケーションは大事にしている。
知らない人に声をかけ、会話をする。釣りと言う共通項があるとは言え、最初は緊張するものだ。だが、何回か繰り返すことで、慣れきてスムーズに会話ができるようになる。アングラー同士の会話でコミュニティケーション能力が身につくのである。