釣り歴50年の釣り人がついた可愛いウソは「部員1人だけの釣り部部長だったこと」

釣り歴50年の釣り人がついた可愛いウソは「部員1人だけの釣り部部長だったこと」

幼少期から釣りを初めて50年近くになる。思い起こせば色々なことがあった。今回は、子供の頃のウソや真実だけどウソに思われても仕方がないことを公表することにより懺悔したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

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藤倉聡

主に東京湾、駿河湾(沼津近郊)で釣りをしています。釣りインストラクター東京(JOFI)と千葉(COFI)に所属。インド料理作りにも夢中です。

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学生時代の主な釣りもの

幼少期から小学校時代は主に父親について行き、入間川での流し毛鉤でのヤマベ釣りや池ではフナなどの釣りがメインだった。中学校に入ると本牧海づり施設に父親と毎週のように通いだし、お正月には貯まったお年玉で初めて1人での乗合船も経験した。

高校生から社会人になると砂浜(主に湘南から西湘)からの投げ釣りや乗合船での釣りがメインとなった。

私が釣りのためについた「ウソ」

今回、自分の長い釣り人生の中で思い出に残るウソ?などについていくつかピックアップしたい。

釣場から一人で帰れるとウソをつく

これは確か、小学校中学年の頃の話。放課後、早稲田にある「甘泉園公園」で毎日のように釣りをしていた時のこと。池袋に住んでいた筆者は学校から自宅に帰ると都電でよく通っていた。ある日偶然、学校の友達数人と釣り場で合った。

釣り歴50年の釣り人がついた可愛いウソは「部員1人だけの釣り部部長だったこと」甘泉園(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

釣りをしながら、皆「俺、ここから一人で歩いて帰れるぜ」みたいな話になった。

他の友達は皆徒歩圏内。自分は前述の通り電車で来ていたが、「俺も帰れる」とウソをついてしまった……。馬鹿正直な自分は電車で帰れば良かったものの、意地もあって歩いて帰ることにした。辺りも暗くなり、次第に怖くなってきた。結局迷子となり泣きじゃくる始末。

それを見ていた地元の魚屋さんが筆者に「ボクどうしたの?」と話しかけてきてくれたので一部始終を告白すると自宅まで車で送ってくれた。あの時の魚屋さんには今でも感謝の気持ちで一杯だ。

古き良き昭和の時代の話だが、子供ながらにウソは付くものではないとつくづくと感じた。

マブナをヘラブナとウソをつく

小学校高学年時代の話。父親が「ターゲットをそろそろヤマベかヘラブナに絞ろう」と言い出して結局ヘラブナに狙いを絞ることにした。毎週のように穴場の沼にヘラブナのタックルを用いて釣りを楽しんだ。練りエサは「グルテン1」と「ミミズ」と決まっていた……。

釣り歴50年の釣り人がついた可愛いウソは「部員1人だけの釣り部部長だったこと」グルテン1(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

次から次にヒット!常連の中でも毎度トップクラスの釣果だった。でも今思えばそれはマブナ……。しかもミミズにも同型のフナが掛かってくる。ヘラ用タックルでフナを釣ったのでヘラブナを釣ったと皆に釣果自慢。都合が良いことにキャッチアンドリリース前提の川釣りなので証拠隠滅も容易い。もちろんその当時、デジカメなども無かったのが救いだった。

ここからは真実だけど限りなくウソに近い話を記述したい。

フナ釣り大会優勝!?

これも小学校高学年の時のこと。友人に誘われて某フナ釣り大会に参加。

大人に交じって茨城県まで貸し切りバスで遠征。意外!?にも少年の部で優勝した!

釣り歴50年の釣り人がついた可愛いウソは「部員1人だけの釣り部部長だったこと」フナ釣り大会のトロフィー(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)

しかし、実は少年の部の参加者は、誘ってくれた彼と筆者の2人だけ……。

そのことを隠して、今でも昔フナ釣り大会で優勝したことがあると豪語している。

似た様な内容で、乗合(タチウオ)船で竿頭の経験もあると自慢しているが、実はその日の釣り人は初心者の妻と2人だけだった……。

次のページで「釣り部部長」だったけど実は……?