釣りは魚の口に近いところから金をかけろ、と言われる。つまりハリだ。それならばメンテも、ハリは徹底的に。今回は特にハリの鮮度が大切なライトゲームのハリのメンテ術を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
ケースのサビを取る
ハリよりもどうかすると厄介なのがジグヘッドケースだ。さすがに使用頻度が高いものはサビびやすい。上でご覧に入れた画像のようにケースにもサビが浮きまくる。
どうやってサビを取るか?サビ取り剤を直接ほんの少しだけ吹いて、ウエスで拭えばOKだ。
ただ、ヘッドケースには耐用年数というものがある。スリットが甘くなってくることもそうだが、サビが溜まりやすい。サビはヘッドにも伝染する、のかどうかわからないが、できればどこかの時点で新品交換してしまった方がいいだろう。実はケースは400円くらいとジグヘッド1袋分の額なので、ケチる必要はないのだ。
普段のメンテを怠らないこと
以上、ハリ先を守るためのジグヘッドのメンテナンス術などを紹介した。ただ当然ながらこれだけセンシティブな道具なのだから、普段のメンテナンスを怠ることもできない。釣行後に水に浸けるメンテは習慣化したい。何が何かわからなくなる前に、その釣行で使ったヘッドは別のケースに保存するなりして、帰宅したらザルにあけて水を流せばいい。
ただ塩分はご存じの通り常温では溶けにくいもの。よって本当ならばお湯をぶっかけてやるか、浸すかした方がいい。私はリールと一緒にメンテナンスしてしまうのでさすがにお湯は控えているが(リールはお湯につけるとオイルが溶けだしてしまうのでNG)、ヘッドならお湯で流そうが浸そうが大丈夫で、実はその方が潮の固着やハリ先の鈍りからジグヘッドを守れると思う。ジグヘッドにももちろん単価があるもので、1個150円するものだってあるのだから軽く考えてはいけない。
<井上海生/TSURINEWSライター>