日本でも近年増えている【ハラル認証】食品 寿司ネタ用水産加工品にも

日本でも近年増えている【ハラル認証】食品 寿司ネタ用水産加工品にも

皆さんは「ハラル認証」がついた食品をご存じでしょうか。「ハラル認証」はイスラム教徒向けの目印です。このマークがある商品なら、諸規制のあるイスラム教徒も安心して使えるということを視覚化できます。そんな「ハラル認証」を取得した日本の水産企業の事例も含めて、詳細をご紹介していきます。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部 河野陸)

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お役立ち その他

日本の水産業における「ハラル認証」

生鮮品を多く取り扱う、日本の水産業界でも「ハラル認証」を取得している製品が増えて生きています。

藪水産の事例

寿司ネタなど水産加工品を製造する株式会社藪水産 (本社:香川県高松市)が天然生海老寿司ネタ加工、味付け魚卵加工、味付け調味加工、ちらし寿司・巻き芯用冷凍セット芯等の商品で、イスラム市場に向けた輸出展開を本格的にするため本社工場にてハラル認証を取得しました。

日本でも近年増えている【ハラル認証】食品 寿司ネタ用水産加工品にも寿司ネタにハラル認証(提供:藪水産)

一般社団法人ハラル・ジャパン協会(本部事務局:東京都豊島区)から専門家として、ハラル認証可能性診断、従業員研修、商品開発、ハラル認証団体選定、ハラル認証取得サポート、広報PRなどコンサルティング、アドバイスなどを行い、また藪水産は非常に短期間に社内でプロジェクトを立ち上げ、ハラル認証取得と輸出バイヤー商談を並行して行い、イスラム市場への輸出に弾みをつけることが可能になりました。

日本でも近年増えている【ハラル認証】食品 寿司ネタ用水産加工品にも寿司ネタにハラル認証(提供:藪水産)

池下産業の事例

池下産業株式会社(本社:北海道広尾町)は、イスラム市場に向けたハラル認証を取得しました。取組目的・背景は今後 19億人から30億人になると予測されるイスラム経済圏への輸出及び、インバウンド需要が見込まれるからです。

国内輸出販売にて取引の有る商社の兼松(株)より本件の提案が有り、ハラル・ジャパン協会の専門家によるコンサルティング、社員教育訓練等を経て、今回取得の運びとなりました。

<河野陸/TSURINEWS編集部>