いよいよタチウオ釣りのシーズンが近付いてきた。その時を「今か今か」と待ちわびているアングラーも多いのではないだろうか。本格的にシーズンインする前に、タチウオのタックルを整備・支度しておきたいところだ。今回は、20年近くタチウオを追いかけている著者オススメのタックルを紹介していこう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
タックルボックスの中身
最後に、長年太刀魚を狙い続けている著者のタックルボックスの中身を紹介しよう。
ウキ釣り用の釣具
ウキ釣り用として用意している道具は、電気ウキ3号、中通しオモリ3号に、小物ケース、ウキ留め糸、自作の仕掛けを巻いた仕掛け巻き。ワイヤーハリスなのでラインブレイクはほぼ無いが、意外と針を吞み込まれる機会が多く、その都度仕掛けを交換することになる。予備仕掛けは多めに用意しておきたい。
引き釣り用の釣具
引き釣りのメインの道具といえるテンヤは、重さ違いを数種類用意している。その他、エサ巻き用針金はもちろん必須だし、ワイヤーリーダーとフロロカーボンラインのリーダーも予備も含めて多めに用意している。
共通の釣具
タチウオ釣りに行く際に必ず持っていく道具として、まずはプライヤーが挙げられる。これはタチウオの歯が大変鋭いため、針を外す際に必須となるからだ。また、ウキ釣り・引き釣り、どちらの釣りにも使用するケミホタル(50サイズ)は多めに用意。そのほか、ワイヤーカット用の専用プライヤー(市販仕掛けのみなら不要)、仕掛け用予備のワイヤーとフック、道糸やフロロリーダーをカットするためのハサミも用意している。これらの道具の他、ヘッドライトとライフジャケットも必ず持参しよう。
その他の道具
歯が鋭いタチウオを掴むためのフィッシュグリップは必需品だ。また、〆る際は首をサバ折りにするため、使い古したタオルも用意しておくと便利。あとは手洗い用の水くみバケツ、釣果を持ち帰るためのクーラー、タチウオを入れる為の大きめの袋(ゴミ袋中サイズがオススメ)があればOKだ。
1セットのタックルで楽しめる
今回紹介したように、シーバスロッド1本と2500番クラスのリールが1台あれば、電気ウキ釣り・引き釣りの両方が楽しめるため、実にコスパが良い。
もし別々に用意することが出来るなら、引き釣り用は穂先感度の良いエギングロッド、電気ウキ釣り用は柔らかいシーバスロッドや磯竿を使用すると、より釣果を伸ばすことが出来る。手軽に始められるタチウオ釣り、是非トライしてみてはいかがだろうか。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>