待望のGWが近づいてきた。暖かくなり、コロナによる規制も随分と緩和され、あちこちに出かけたいという方も多いのではないだろうか。我々アングラーはもちろん「釣りに行きたい!」と答えるわけだが、家族と共に釣りをするというのは、何物にも代えがたい経験となる。今回は、ファミリーで釣りに行く際に気を付けるべきこととマナーをまとめてみたので、家族を釣りに釣れていく際の参考にしてほしい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
気を付けるべきマナー
我々アングラーが当たり前のように気を付けるマナーも、初めて釣りに来る人は知らないことも多い。アングラーが率先して「守るべきマナー」を実践し、家族や仲間にも伝えていこう。
ゴミは必ず持ち帰る
単独釣行より、確実にゴミの量は増える。少し大きめのゴミ袋を持参し、しっかり持ち帰って処理しよう。
小さな魚や釣りすぎた魚はリリース
初心者は「せっかく釣れたんだから」と多くの魚を持ち帰りがちだが、手のひらサイズの小さな魚は極力リリースしよう。サビキで釣れたアジ等も、食べきれる分だけ持ち帰るようにしたい。沢山釣りすぎると、捌く人の負担が増えることも忘れずに。
周りのアングラーに気遣いを
賑やかに釣りたい方もいれば、静かに釣りたい方もいる。周りの方の迷惑にならないように心がけよう。特にバーベキューは不可能な釣り場も多いので、可能かどうか事前の確認を怠らないようにしよう。
仕掛けのキャスト方向や取り込み
初心者の場合、仕掛けをまっすぐキャストしたり、素早く回収することは出来ないと考えた方がよい。できるだけ場所を広く確保したいが、行楽シーズンはそれも難しいので、きちんと指導してあげよう。
もし周囲の方と仕掛けが絡まってしまったら、自ら「ごめんなさい」と言い出せるようにしたい。入釣する際に、周囲のアングラーに「お隣、失礼します」と一声掛けておくだけでも全然違うので、是非実践してもらいたい。
迷惑駐車に注意
くれぐれも無関係の施設に駐車しないこと。また、近隣住民の迷惑になるような駐車も避け、コインパーキングや釣り場専用駐車場を利用しよう。
ファミリーフィッシングの楽しさ
著者は長年釣りをしているが、そのきっかけは旅行先で、父が連れて行ってくれた川釣りだった。周りが釣れていないなか、偶然自分だけがニジマスをゲットできたのだが、それ以降も両親は定期的に釣りに連れて行ってくれた。
元々生物が大好きだったこともあってドップリ釣りにハマり、およそ25年経った今、こうしてTSURINEWSで記事を書いている。そしてもうすぐ著者の息子も釣りデビューを果たす予定だ。
あの時父が釣りに連れていってくれなければ、おそらく自分の人生は全く違ったものになっただろう。子供の頃の経験というのはその後の人生に大きな影響を与え、かつ豊かなものにしてくれる。
こういったことを多くの子供たちが経験することで、自然や命の大切さ、環境を守る事の意識を学んでくれるはずだ。何より家族で釣りをするというのは本当に楽しいので、ぜひ一度体験してみてほしい。
<荻野祐樹/TSURINEWSライター>