PR 釣り編集者が上天草へお試し移住 移住家族に聞く「リアルな本音」とは?

釣り編集者が上天草へお試し移住 移住家族に聞く「リアルな本音」とは?

社長から突然の「移住」命令。熊本県上天草市で1泊2日の「お試し移住」体験をしてきた。実際に移住した人と交流し、リアルな声を聞けた。初日の様子をお届け。

2日目の様子:釣り編集者が上天草に移住体験 市長が語る「釣りへの本気度」とは?

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(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS編集部・立石)

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地域おこし協力隊の明瀬さん

三角駅で待ち合わせをしていた現地コーディネーターは、10月1日に地域おこし協力隊に就任したばかりの明瀬智博(みょうせ・ともひろ)さん。明瀬さんは熊本市出身で、直近では兵庫県に住んでいたとのこと。そう、明瀬さんも移住者なのだ。

釣り編集者が上天草へお試し移住 移住家族に聞く「リアルな本音」とは?地域おこし協力隊の明瀬智博さん(撮影:TSURINEWS編集部・立石)

釣りをするために上天草にはよく訪問していたといい、親しくなった遊漁船の船長から後継者問題を聞き、そこから釣りを取り巻く環境を知って「お手伝いできることはないのか……」と考えていたところ、同職の募集を知り応募。このたび”釣りのコーディネーター”として就任した。

今回、明瀬さんを現地のコーディネーターに選んだ理由はただ一つ。さっそく明瀬さんと一緒に釣りをすることに。もちろんこれは遊びではなく、仕事の一環である。

上天草は釣りポイントが豊富

ターゲットはキジハタにした。さっそく明瀬さんに釣り場を相談すると、すぐに案内してくれた。さすがは釣りコーディネーター、話が早い。

上天草は島だけに入り江が多く、民家に隣接した小規模な漁港から大型船が停泊する港、遊漁船が多い港まであり、釣りが盛んなこともうなずける。海岸線の景色は最高にきれいで、車移動ですら楽しめる。

上天草市内の島々をつなぐ「天草五橋」の一つ、1号橋を渡ってすぐにある大矢野町の岩谷港へ到着。駐車して車のドアを開けると、すぐに釣りが始められるほど海が近かった。

波止では家族連れでサビキ釣りをする人、本格的にウキフカセ釣りをする人など様々な釣り方でにぎわっている。対岸には世界文化遺産に登録された三角西港が見えた。地磯方面へと歩いていく途中に恵比寿様が鎮座していたので、釣れることと安全を願い、手を合わせた。

釣り編集者が上天草へお試し移住 移住家族に聞く「リアルな本音」とは?恵比寿様に手を合わせる(撮影:TSURINEWS編集部・立石)

岩谷港でライトゲーム

明瀬さんによると、「ここではキジハタはもちろん、青物やクロダイなども釣れて本格的な磯釣りができますよ」とのこと。いよいよ釣りができるとワクワクする。

満ち潮で海面が高いため、地磯は諦めて岸壁からルアーを投げてみたものの、瀬戸の激流が流れる時間帯。しばらくはチャレンジしたが、攻略できそうもないので移動することに。

釣り編集者が上天草へお試し移住 移住家族に聞く「リアルな本音」とは?岸壁からルアーを投げる著者(撮影:TSURINEWS編集部・立石)

鳩之釜港でファーストヒット

次の移動先は鳩之釜港。車移動でたったの10数分。好釣り場がたくさんあることが分かる。鳩之釜港は大きな港で、地元の船はもちろん、島民より猫の数が多いと言われる「湯島」の船も発着する遊魚船の”基地的イメージ”のあるところだという。外向きの大きな波止は、やはり釣り人が大勢いて人気の場所であることは間違いない。

ワームを岸壁際に沿って上下に動かして探っていると初のアタリ。ハリに掛かっていたのはアナハゼだった。カサゴを期待したため残念ではあったが、何はともあれ上天草でのファーストフィッシュをゲットした。

釣り編集者が上天草へお試し移住 移住家族に聞く「リアルな本音」とは?ファーストフィッシュはアナハゼ(撮影:TSURINEWS編集部・立石)

鳩之釜港ではアジやメバル、キス、カワハギ、チヌ(クロダイ)、メジナ、コウイカなどが釣れるとのことで、一年中釣り人が絶えない場所のようだ。岩谷港も鳩之釜港も住居がすぐ側にあり、「海」や「釣り」が生活の一部になっている印象を受けた。

もう少し釣りをしていたかったが、移住者へのインタビューができる手筈が整ったとのことで、後ろ髪を引かれる思いで港を後にした。釣りに夢中で忘れていたが、「移住」のリアルな部分を聞き出すことが、今回の重要なミッションの一つ。今回は「お試し移住」なのである。

次のページで移住者のリアルな声に興味津々!