台風が去って影響がなくなったと判断した8月中旬、実績がある三重県の鈴鹿川河口へ妻とウナギ狙いで釣行した。当日は下げ潮の悪条件下ではあったが、盆明けの1回目の釣行で、狙い通りウナギをキャッチできた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)
鈴鹿川でウナギ釣り
盆はある意味で真夏から秋へと向かう季節の節目であり、釣り物も変化する時期。しかし盛期のウナギは当面狙うことができるだろうと考えた。
これまで通りアケミ貝だけで釣れるとは限らないため、自宅周辺の公園でドバミミズを採取、2種類のエサを準備した。
当日の状況
この日は大潮に近い中潮で、釣り場に到着した午後5時ごろがちょうど満潮なので、釣りをするのは下げ潮となるタイミングだ。下げ潮は好釣果に恵まれた経験がないため、盆休み明け1回目にウナギが釣れるかどうかが焦点となった。
名古屋市内はとても暑く車の計測で38度、釣り場周辺は34度。台風の影響か少々風が強かったが、この風が暑さを緩和してくれた。気温を考えると、夜釣りの方が暑さ対策になるためこの時期はいいのかもしれない。
悪条件下予測通りアタリがない
釣り開始はまだ明るい午後6時ごろ。アケミ貝とドバミミズを半々くらいの割合で使用するが、予測通りアタリがない。回収してもエサが残ったままの状態が続いていたが、7時30分いよいよアタリが多い時間帯に入ると、ドバミミズは食われなかったが、アケミ貝は取られるようになった。
午後9時を過ぎてしまった。一番よくアタリが出る時間を過ぎ、いよいよボウズを覚悟し始める時間帯だ。
エサは、ここまでドバミミズは全く反応がなかったため、敬遠されていると考えてすべてアケミ貝にした。仕掛けは岸から50mくらいに遠投していたが、近場(手前10mくらい)に変えた。
10mほどの近距離でヒット
午後9時30分に待望のアタリがあった。トルクと重みからすぐにウナギと分かるアタリ。慎重に巻いて一気に引き抜いた。ボウズを覚悟していたが作戦変更でなんとか1匹目をキャッチ。こんな近場にウナギがいることが意外だった。
この後、近場に投入していた仕掛けにアタリがあり「多分ウナギだ」と思っていたがスーと軽くなった。痛恨のハリ外れ。もう少し時間を置いて十分食わせてから上げるべきだったと反省した。
下げ潮の悪条件下、盆明けの1回目の釣行で狙い通りウナギをキャッチでき、達成感を得て納竿とした。この雰囲気だとウナギはまだまだいけるので他の川にもトライしてみたい。
<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>
鈴鹿川下流
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