江戸川河口での潮干狩りでホンビノス貝が大漁【東京】「広く浅く」がポイント?

江戸川河口での潮干狩りでホンビノス貝が大漁【東京】「広く浅く」がポイント?

4月最初の大潮の週末。息子を連れ、今年の貝の湧き具合を調査すべく江戸川の河口に行ってきました。当日は早々にホンビノス貝の住処を見つけることに成功し、わずか2時間足らずでクーラーは満タン! 当日の様子をレポートします。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

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尾崎大祐

埼玉県在住。二児のパパで趣味はサラリーマン。釣りをはじめとした食材採取に全精力を注いでいます。

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江戸川河口で潮干狩り

江戸川の河口を含む東京湾奥の浅瀬、いわゆる三番瀬では、4~7月の大潮の日にはお昼前後に広大な干潟が現れ、天然の貝がターゲットの潮干狩りが楽しめます。

江戸川河口での潮干狩りでホンビノス貝が大漁【東京】「広く浅く」がポイント?ハマグリ(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

定番のアサリは勿論、約20年前、ははるばる北米からやってきたとされる「シロハマグリ」ことホンビノス貝が獲れることでも、近年は注目されるようになってきたほか、数は少ないですが、食べて抜群に美味しいハマグリやバカガイ、美味しいけど砂抜きができない(手間がかかる?)シオフキ、やや生臭さが気になるオキシジミ。砂地ではマテガイ、障害物周りではサザエに負けず劣らずの食味のアカニシ貝、激レアのオオノガイ等、獲れる貝の種類は豊富です。

具体的なポイント

ポイントとなる干潟は、江戸川を挟んで広い西側と狭い東側に分かれていて、西側の方が、その広さに比例する形で大きな成果が望めるのですが、コンパクトな東側もしっかり探れば充分な成果は期待できます。

江戸川河口での潮干狩りでホンビノス貝が大漁【東京】「広く浅く」がポイント?江戸川河口西岸の様子(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

何より、東側は近くにコンビニがあるので、女性や子供を連れて行く場合にはとても便利です。

干潟でホンビノス貝続々

到着は干潮時刻の1時間半前。4月上旬の海はまだ水が冷たいと思われるので、「とりあえず今日は様子見がてらにちょろっとやってみよう」ということになり、海パン&アクアシューズの本気モードではなく、長靴を履いて終始干潟でやってみることに。

江戸川河口での潮干狩りでホンビノス貝が大漁【東京】「広く浅く」がポイント? 江戸川河口で潮干狩り(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

ポイントは牡蠣殻岩礁地帯ということで、軍手を着用し、熊手を使ってガリガリ掘っていきます。すると、ゴルフボールサイズのホンビノス貝がポツポツ出てきました。しかも、貝がいる深さは10cm程度と4月にしては浅め。アサリはもうちょっと深いところにたまっているようですが、この日はホンビノスを本命と定めていたので、深くは掘らず、広く浅く掘り進めます。

江戸川河口での潮干狩りでホンビノス貝が大漁【東京】「広く浅く」がポイント?江戸川河口で潮干狩り(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

息子も頑張ればその分の成果がついてくるとあって、出だしからテンション高めで、筆者よりもハイペースで数を重ねていきます。

砂地では貝拾い?

この日は弱い北風予報。東京湾奥の干潟は、北風が吹くと潮の引きは一段とよいということで、この日も、想定したよりも広い干潟が現れました。出だしの1時間にて、既に2人あわせてホンビノス貝を100個近く獲っていたので、この時点でお土産は充分。

江戸川河口での潮干狩りでホンビノス貝が大漁【東京】「広く浅く」がポイント? 江戸川河口の干潟(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

息子は「しゃがみっぱなしで疲れた」ということで、散策がてら砂地のポイントに行ってみることにします。すると、潮だまりから水がぴゅーっ。ところどころに貝が刺さっていることに気づきます。この発見を皮切りに、息子は貝拾いにシフト。筆者が「生きている貝は縦に刺さっているハズ」と、息子にアドバイスすると、それを頼りに息子は潮だまりを散策し始めました。

江戸川河口での潮干狩りでホンビノス貝が大漁【東京】「広く浅く」がポイント?江戸川河口の貝(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

大型ホンビノス貝を手中

息子はこれが面白かったらしく、干潮前後の1時間、砂地を歩きまわり、20個程度のホンビノス貝を確保。1つだけ死んでいる個体も交じっていましたが、ほぼしっかり生きている貝を見わけることができていました。しかも大物ばかり!

江戸川河口での潮干狩りでホンビノス貝が大漁【東京】「広く浅く」がポイント? 江戸川河口で潮干狩り(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

ちなみに筆者は、砂地でホンビノスマンションを探し当て、ここでラストスパート。干潮時刻から30分過ぎた頃には、「もうこれ以上いらない」というくらいの貝を確保し、おしまいとすることに。息子と二人でちょっと遅いお昼ご飯を食べ、帰路につきました。

あると便利なもの

天然の潮干狩りをするには、熊手や貝用の入れ物(カゴやバケツ等)、持ち帰り用の入れ物(クーラーボックス等)の他、牡蠣殻岩礁地帯等の危険なポイントも多いことから、ラバー製の軍手や長靴かアクアシューズも必須。

また、大物ホンビノス貝やアカニシ貝を狙う場合は、ある程度海に入らなければならないので、海パン&ラッシュガード、もしくはウェーダー着用が有利となります。

江戸川河口での潮干狩りでホンビノス貝が大漁【東京】「広く浅く」がポイント?貝の早見表(提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)

また、色々な貝が獲れるということで、目利きに自信がなければ、写真付き一覧表を持っていくと大変重宝します。小さな子供がいれば特に。

<尾崎大祐/TSURINEWSライター>

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