魚が食べたい……そうだ、鯛めしがいい。普段はキャッチ&リリース派の筆者がそう思い立ち、休日に知多半島へクロダイの落とし込み釣りに出掛けました。各地のポイントを巡っても本命は現れず、最後に戻ったのは最初の漁港。そこでようやく、食べ頃サイズのクロダイを手にすることができました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・かにおけ)
鯛めしを目指して知多半島へ
時には釣った魚を持ち帰り、味わうのも相手を知る方法のひとつ。今回は鯛めしを作ろうと思い立ち、知多半島を落とし込み釣りでランガンすることにしました。ポイントはいくつか把握しています。
釣行日は8月20日。明け方スタートといきたいところですが、この日は地区の資源ごみの日。朝7時からの回収に出してからの出発です。
朝の渋滞(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)さらに朝の渋滞にどっぷりハマり、なかなかスマートにはいきません。しかし焦らない無理しない。11時過ぎの満潮時に竿が出せればいいんです。知多市内の釣具店でエサのカニを購入し、最初のポイントへ向かいます。
最初の漁港はアタリなし
到着したのは、三河湾に面した南知多町の漁港。港の先端で潮通しが良く、水深もあるポイントを選びました。時刻は10時過ぎ。満潮へ向かう上げ潮の中、釣りをスタートします。
晴天(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)残暑厳しい晴天ですが、前回の釣行で大いに役立った空冷ウェア、メイカーズの「HVACウェア」を着込んでいるので快適です。
満潮への上げ7分で、まさにチャンスタイム……のはずですが、なぜかアタリは皆無。でも慌てない迷わない。一旦見切りをつけて、次のポイントへ向かいます。
師崎港は釣り禁止
さらに南下し、半島の最南端にある師崎港へ到着。フェリーの拠点だけあって広大な港です。良さそうな突堤はあるものの、まず目に入ったのは「釣り禁止」の看板。駐車代を払った上に、手も足も出せません。やむを得ない仕方ない、次に進みます。
豊浜漁港も本命不発
伊勢湾側に回り、着いたのは豊浜漁港。併設の釣り桟橋へ向かいます。
落とし込み釣りで狙う(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)ここは早朝には満員になる超人気ポイントですが、昼間とあって釣り人はまばら。桟橋の隙間を狙って落とし込んでみます。
フグのアタリのみ
しかし、フグにエサをかじられたのみで本命のアタリはなし。さらに強風で狙いが定まらず、こちらも早々に切り上げます。
簡単にはいきませんが、これも想定内。構わない気にしない、どんどん探る落とし込み釣りなんです。「HVACウェア」はずっと着たまんま。おかげで暑苦しさを感じず、快適に釣り進めています。
内海新港では大きなフグ
夏の終わりの日差しの中、海沿いのカーブを何度も曲がってたどり着いたのは内海新港。海水浴場が隣接した、公園のような港です。駐車料金を支払い、足場のいい突堤を選んで釣り進めていきます。
待望のアタリ到来!
すると、先端でアタリあり。アワセれば、おおっ、奥に突っ込む強い引き!しかし現れたのは茶色の物体。何かと思えば、茶色いデカフグでした。フグがきたなら次はクロダイか?と粘ってみましたが、その後はアタリなし。
正体はフグ(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)ほかの突堤は足場が高く、幅も狭いので断念しました。数は出なくても、30cmくらいのクロダイが1枚釣れればいいんですが……。
最初の漁港へ戻ることに
釣り場を巡りましたが、いまだ本命は現れず。うーん、どうしようか。ここはやはり、最初の漁港に戻ることにしよう。
時刻は15時過ぎ。最後のポイントになりそうですが、ここらで何とか結果を出したいところです。
最初の漁港に戻ると、突堤の先端には先行者が。でも大丈夫、手前のスペースが空いているので釣りはできます。見れば岸壁には貝殻がびっしり付着。ほどよく潮の流れもあり、エサ場としての条件が揃っています。
潮位は下がっていますが、もともと水深があるポイントなので問題なし。むしろ手返し良く探れます。係留された船やロープに干渉しないよう落とし込んで、着底。こないな……。
ふと気を抜いた瞬間、ググーッと竿が絞り込まれました。深く突っ込む力強い引きに、本命と確信します。
待望の30cm級クロダイをキャッチ!
やはりここにいた!慎重にやり取りして落としダモの中へ。くすみのない、この時期らしいいぶし銀のクロダイがやっと現れました。
クロダイヒット(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)目測30cmのちょうどいいサイズです。おいしくいただくため、すぐに活け締め。新聞紙で包んで袋に入れ、クーラーボックスに収めます。ミッションクリアでほっと一息。
見上げれば夕方の空にすじ雲が。暑い中でも、すでに秋の気配を感じました。
時間を置いたことが奏功
気になるポイントならば、諦めずに試したい。
今回クロダイが釣れたポイントを振り返ると、潮通しが良く、ある程度の水深があって底が見えないこと。そして、構造物があり、地形に変化があったことが思い当たります。
勝利の夕暮れ(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)そこへ時間を置いて入り直し、捕食のタイミングに当たったことが釣果につながったのではないかと考えます。
最初にアタリがなかった場所でも、時間を変えて試してみる価値がある。今回の1枚で、改めてそう感じました。
念願の鯛めしに舌鼓
今回得た価値ある1枚をまな板に乗せれば、なかなかの存在感。しばし観察してから、捌きにかかります。
キープしたクロダイ(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)身を三枚におろし、頭と骨は鍋に入れてグツグツ。いい出汁が取れます。
炊き込みご飯(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)その出汁と半身を使って炊き込みご飯に。残りの半身はソテーにして、おいしくいただきました。釣った魚を持ち帰り、それを味わう醍醐味。結果オーライ、良い釣行となりました。
ソテー(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)釣り場のマナーも大切に
今回のランガンで気づいたことが、もうひとつあります。釣り禁止の看板が目立ったことです。禁止に至った経緯は分かりませんが、我々釣り人としては、まずマナーを守りたい。風光明媚な知多半島で、これからもずっと楽しい釣りをしていきたいですね。
<かにおけ/TSURINEWSライター>




