秋はいろんな魚のハイシーズンだが、なかでもシーバス、サワラ、サケなんかは、デカいし、旨いし、みんな大好きだろう?。そんなこいつらをちょっとゴージャス&いつもよりおいしく食べてみたくはないか?。今回、編集部の私が、人気の魚たちを、旨いと噂のパイ包み焼きにして食べてみた。造り方も教えるから、グルメな君は迷わず読めYO!
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)
パイ包み焼きとは
さて、作り方を教える前に、まずはパイ包み焼きについて教えよう。
フレンチやイタリアンのレストランで供されるゴージャスなメニューで、グルメ漫画にもよく出てくる。
こいつがパイ包み焼きだ(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)魚の身がパイ生地の中で蒸し焼きにされるから旨味が逃げず、あふれ出た肉汁をパイ生地が受け止めてパイ生地も旨くなる。
スズキ(シーバス)を使ったものが代表的だが、白身の魚なら基本的に何でも合う。そんなわけで、秋を代表する釣魚を使ってやってみることにした。
用意するもの
シーバス、サワラ、サケ、釣りをする君たちなら、手にできるだろう。とりあえずこいつらを釣る。釣れなければ釣れるまで釣り場に通うか、スーパーで買えばいい。簡単だ。
パイ包み焼きの材料たち(提供:TSURINEWS編集部・五井)そして、魚以外の材料は、調べたところ概ね以下だ。
・タマネギ
・パプリカ(ピーマンでも可)
・キノコ(マイタケ、シメジ、エリンギなど好みの物)
・ズッキーニ
・ニンニク
・冷凍パイ生地
・オリーブオイルまたはバター風油脂
・塩&胡椒
・鶏卵
これらがパイ本体を作るために必要な材料になる。冷凍パイ生地は業務スーパーなどに売っている。
ソースはどうする?
大切なのが付けて食べるソースだ。材料に使う魚によるが、クリームソース系が無難。好みによってはトマトソース系もありだ。
こうしたソースが代用できる(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)だが、正直ソース作りは大変だ。材料も多い。しかし、キノコのクリーム系パスタソースや、ピザソースで代用できる。本当に大丈夫かって?。安心してくれ、食べた本人が保証する。
魚の下ごしらえ
ブロックよりもある程度細長く切ったほうが、生地で包むのが容易だ。パイ生地で包むから、スライスした切り身でも構わない。これに塩と胡椒で下味をつけ、冷蔵庫で馴染ませる。
野菜の下ごしらえ
魚の身と一緒に包む具材だ。タマネギ、ズッキーニ、パプリカ、キノコをみじん切りにし、塩をふって水分を出す。あるいは、軽く炒めて水分を飛ばすのもお勧めだ。
野菜は塩で絞めるか炒めてもいい(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)冷凍パイ生地
使う少し前に冷凍庫から出し、半解凍の状態で使用する。完全に解凍してしまうと、くっついて扱いにくいから。
パイ生地で包む
クッキングシートや料理用アルミホイルをオーブンのグリルパンにセットする。シートにオリーブオイルかバターを塗るとパイ生地がくっつきにくい。
準備ができたグリルパンにパイ生地を敷き、その上に野菜、魚の身の順で置いていく。
野菜、魚の順で生地にのせる(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)すべての具材を生地にのせたら、形を整えながら生地で包んでいく。単なる長方形でもよいが、いろんな形状にできるので、粘土みたいで結構楽しい。
お茶目な私はスタンダードに魚の形のほか、シーバスはミノープラグ、サワラはブレードジグなど、こいつらを釣るためのルアーの形にしてみた。ちなみにパイシートが足りなくてヒレが付けられず、ひとつはイモムシみたいになってしまった。料理の記事で食欲を奪ってすまない……。
ルアーの形にしてみた(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)なお、パイシートどうしを連結して使う場合は、接合部を1cmほど重ねるとあとで割れにくい。
オーブンで焼く
焼く前に忘れちゃいけないのが、とき卵をパイの表面に塗ること。これを塗らないと焼き色が付かない。
そして、今回焼くときに使ったのがこちら、アメリカの調理家電ブランド「クイジナート」の「ピザオーブン」だ。
このピザオーブンはAmazonや楽天市場で購入することができる。
これがピザオーブンだ(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)その名の通り、本格的な石窯焼き風のピザが焼けるオーブンで、広い焼成室が魅力。焼成温度は最高400℃で、この高温が石窯による調理を見事に再現してくれる。石窯風に焼くためのピザストーンやピザピール、オーブン調理に便利なグリルパンなどの付属品も充実している。
石窯風の本格的なピザが焼ける(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)高温でパリッと焼けるので、ピザを焼くのに最適。ピザのほかにもナンやタンドリーチキンなど、石窯で焼くさまざまな料理を作ることができる。
チーズは香ばしく生地はカリッと(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)ちなみに、魚焼き器で魚の西京焼きや照り焼きをやると非常に焦げやすいが、低温から高温まで自在に調節できる本機なら、そうした心配もない。
ピザストーンなど付属品も充実(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)操作方法もいたってシンプル。温度調節もダイヤル式で、焼いている最中の微調整も自在だ。外寸も一般的な電子レンジより奥行きは広いが、横幅はそれほど変わらないので、置き場に困ることもないだろう。
パイ包みを焼く
予熱したピザオーブンにパイ包みたちを入れる。予熱が終わると音で知らせてくれるので便利だ。
焼成室内も明るくよく見える(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)大きさや生地の厚みによるが、パイ包み焼きは200℃ほどで25~30分ほどかけて焼くそうだ。今回は少し高めの230℃で25分間焼くことにした。
オーブンの中で焼けるパイ包みたち。焼成室には照明が付いており、かなり明るいので、焼き加減がとてもよく見える。
焼き上がったパイ包み焼き(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)こうして待つこと25分。調理完了のアラームがパイたちの焼き上がりを知らせた。
食べ比べ
期待通りこんがりと焼き上がったパイ包み焼き。パン屋さんのような香りが食欲をかき立てる。ナイフとフォークで切り分けると、旨味たっぷりの肉汁が染み出す。
パイ包み焼きそのものの味を確かめるべく、まずは何もつけずに食べてみる。これだけでも旨い!シーバス、サワラ、サケも。
そして本番。キノコのクリーム系パスタソースとピザソースを用意し、3つのパイ包み焼きをそれぞれのソースで味わった。
ソースを変えながら食べ比べ(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)気になる相性だが、クリーム系ソースは3魚種すべてと相性抜群。濃縮された魚の味に、まろやかなクリームソースは本当によく合う。いずれの魚も甲乙つけられない旨さだ。
一方、ピザソースのほうは、好みにもよるが、やはりシーバスやサワラとの相性が良かった。
個人的には、サワラ×クリーム系ソースの優勝。代表格のシーバスも僅差だったが、風味がよりはっきりしているサワラの方が、パイ生地や野菜の中でもしっかりと魚の味が主張されていた。
ちなみに、翌日ワイフが残りのパイ包み焼きにとろけるチーズを乗せ、温めて食べたところ、超絶美味しかったと言っていた。
こいつは見逃せない発見だ。次回パイ包み焼きを作るときは、具にチーズを加えることにしよう。
ピザオーブンの使いどころ
さて、今回の調理で大活躍したピザオーブンだが、実はいろんな魚料理で大活躍する。
鯛の塩釜焼きにもチャレンジ(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)なので、パイ包み焼き以外もいろいろ作ってみた。
まず鯛の塩釜焼き。ワタ出しした鯛(キダイ)の腹に、刻んだ昆布とショウガを詰め、卵白を混ぜた粗塩で包み、ピザオーブンで焼いた。完成後、塩釜を割ると中から海の香りとショウガの香りがふわりと広がり、これだけでも悶絶級。蒸し焼きにされたホクホクの身は、塩焼きにはないジューシーさに溢れていた。
サバの浜焼きも(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)また、「サバの浜焼き」も作ってみた。サバを1匹丸ごと串焼きにした料理だ。ピザオーブンならではの400℃近い高温でガツンと火を通す。高温で一気に焼き上げるためか、海鮮焼き屋で漂っているあの香りが広がり、香りが変われば味も変わる。食べ慣れた魚がこんなに化けるとは……。
焼成室の広さは、魚を丸ごと焼くときにも便利だ。コンロのグリルでは窮屈なキダイの串焼きも2匹一気に調理できた。
尾頭付きの鯛もこのとおり(提供:週刊つりニュース中部版編集部・五井)ちなみに、魚を焼くとオーブンへの臭い移りが気になるが、400℃近い高温で焼くと臭いの構成物質も飛んでしまうため、あまり気にならないのだ。
本来は最高のピザを焼くためのピザオーブンだが、実は魚料理との相性もGOOD! 冷めてしまった揚げ物をカラッと温め直すのも得意なそうだ。
いろいろとグレートなピザオーブンだが、ほんとにオールラウンドな調理機だ。YOUたちのキッチンにも一台どう?
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<五井/週刊つりニュース中部版編集部>

