昨年始めたタテ釣りだが、おいしくて大きい魚が釣れるのでハマってしまった。10月に入り連日青物が爆釣したようだ。そんな10月7日、三重県志摩市和具から単独で出船してきた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)
本命マハタ2kg登場
それにしても、ベイトのウルメイワシが20cmを超えるメタボなサイズのためか食いがイマイチだ。ベイトを付けてボトムで我慢していると、ようやくヒットした。引きの強さや暴れ具合は青物以外のいい魚だ。
またもや船長がやってきた。「今度は間違いなくマハタだ。今度は絶対!」と笑顔で煽ってくる。やがて水面下に映ったのはブラウンボディー。本命のマハタだ。サイズは2kg程度だろう。少々物足りないが、うれしい1匹が上がってきた。
ここで連発だと再度落とし込むと連続ヒット!今度はカサゴだろうか。重量感はあるが引きは弱い。丁寧に巻き上げていると、50m付近で突然ロッドが舞い込んだ。ドラグ音を鳴らし50mほど引き出していく。しばらくやり取りしたが仕掛けを引きちぎっていった。恐らくヒッサゲ(キハダマグロ)が残りのベイトに食いついたのだろう。
釣果でクーラーはほぼ満タン
午前11時を過ぎるとベイトが付いても食わなくなってきた。大きなウルメや良型のオオヒメが数珠つなぎで上がってきたのでクーラーに放り込む。
胴のアングラーはビッグベイトのロングステイで70cmオーバーのマダイを取り込んだ。私もまねしてみたが、残念ながらまたもやマトウダイ。
これを最後に午後1時半に沖上がりとなった。3人の釣果で船に備えたイグルーのクーラーがほぼ満タンになった。
青物だけじゃないタテ釣り
タテ釣りは大物を掛けるチャンスは増えるが、フックが小さくハリスも細いため取り込み率は低い。特に根に入るマハタなどは底を切るやり取りがかなりスリリングだ。取り込み重視の慎重なやり取りもマニアックでたまらなく面白い。
タテ釣りというと青物中心と思われがちだが、志摩のタテ釣りはマハタやメダイ、そしてヒラメなど面白い魚に期待が膨らむ。これから秋に向かい一度チャレンジしてみてはいかがだろう。
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋/TSURINEWS編>