【東京近郊のハゼ釣りポイント6選】 江戸川放水路や佃堀など定番釣り場も紹介

【東京近郊のハゼ釣りポイント6選】 江戸川放水路や佃堀など定番釣り場も紹介

ハゼは都心を流れる川にも生息し、東京近郊にはハゼの釣り場が数多く存在します。この記事では、TSURINEWSライターのハゼ釣りの釣行記や釣り場紹介記事をもとに、特におすすめのハゼ釣りポイントを6つ紹介します。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)

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堤防釣り 海釣り

江戸川放水路

千葉県市川市を流れる江戸川の河口部「江戸川放水路」は、東京近郊の釣り場の中でも特にハゼの魚影が濃いエリアで、ボートを利用したハゼ釣りも楽しめる場所です。ボート屋ではエサの購入もできるほか、有料で桟橋を開放しているボート屋が多く、桟橋を利用すればタックルのレンタルも可能。初心者でも気軽にハゼ釣りに挑戦できます。

江戸川放水路のハゼ釣り情報

江戸川放水路の両岸には遠浅の干潟が広がっているため、陸っぱりから狙う場合、満潮時なら護岸から竿を出せるポイントもあるものの、干潮時には干潟に立ち込む必要があります。カキ殻やぬかるみ、エイなど危険も多く、長靴などの装備も必要になるので、お金を払ってボート屋の桟橋を利用するのもおすすめです。

陸っぱりの仕掛けは潮の満ち引きでハゼのいる場所が変わるので、広く探れるちょい投げ仕掛けが有利。護岸や干潟の水際でウキ釣りやミャク釣りをする場合も、遠浅の沖合にハゼが溜まることもあるので、3~4m程度長さのある竿がいいでしょう。ハゼをルアーで狙う「ハゼクランク」に挑戦したい人にも、遠浅で探りやすいため最適な釣り場です。

また、桟橋利用の場合の仕掛けは、基本的に足元が釣り場になるので短竿のミャク釣りやウキ釣りが適しています。

【東京近郊のハゼ釣りポイント6選】 江戸川放水路や佃堀など定番釣り場も紹介江戸川放水路の桟橋(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

江戸川放水路のアクセス

駐車場は周辺のコインパーキングを利用。有料桟橋利用の場合はボート屋の駐車場も利用可能な場合あり。公共交通機関では東西線の妙典駅から徒歩10~15分、原木中山駅から徒歩10~15分ほど。

▼この釣り場について
江戸川放水路

佃堀

東京都中央区の佃堀は、魚影が濃く江戸前ハゼ釣りの聖地とも称される人気の釣り場。

都心からほど近い月島駅から徒歩数分の距離にあり、アクセスも非常に良好。釣具店も近くにあり、エサの調達も容易なのも嬉しいポイントです。また、釣り場には柵があり、トイレも完備されているほか、住吉神社や月島もんじゃストリートなども近く、下町観光も楽しめるスポット。ファミリーでの釣行にもおすすめの釣り場となります。

佃堀のハゼ釣り情報

今年もデキハゼの湧きが良く、期待が持てそうな佃堀。釣期は夏場から初秋がメインとなり、10月ごろになって水温が下がると隅田川に移動する個体が多いためかハゼの数が減るのが特徴です。

佃小橋周りの護岸が主な釣り場となり、干潮時には水面までやや高さがあるため、のべ竿なら2.7m以上の長さの竿が使いやすいです。盛期には護岸沿いに多くのハゼが張り付いているので、反応を見ながらの釣りが楽しめます。

【東京近郊のハゼ釣りポイント6選】 江戸川放水路や佃堀など定番釣り場も紹介佃堀(提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)

佃堀のアクセス

駐車場は近隣のコインパーキングを利用。公共交通機関では月島駅から徒歩数分。

▼この釣り場について
佃堀

新左近川親水公園

東京都の江戸川区にある新左近川親水公園は、遊具やデイキャンプ場、レンタルできるカヌー場などもあり、ハゼ釣り以外のアクティビティも楽しめる公園です。

新左近川親水公園のハゼ釣り情報

護岸沿いにゴロタ石が敷いてあるため根掛かりに注意が必要ですが、隠れる場所が多いためマハゼだけでなくテナガエビの魚影も濃いポイントです。初夏ならテナガエビ仕掛けも用意して両方狙ってみるのも面白いでしょう。

水深は深くないので釣期はデキハゼシーズンの6月ごろから~9月一杯ごろまでがメイン。使う仕掛けは投げ釣りが禁止されているため、ウキ釣りやミャク釣りで狙ってみましょう。

【東京近郊のハゼ釣りポイント6選】 江戸川放水路や佃堀など定番釣り場も紹介新左近川親水公園(提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)

新左近川親水公園のアクセス

公園内に駐車場完備。公共交通機関では東京メトロ東西線「西葛西駅」からバスで15分ほど。

▼この釣り場について
新左近川親水公園

旧中川

東京都の江東区と江戸川区の堺を流れる旧中川は都営新宿線の「東大島駅」から近く、アクセスのいいハゼ釣り場。ハゼ釣りの時期には釣り人も多く、東大島駅近くのコンビニでもエサが購入できます。

旧中川のハゼ釣り情報

ポイントの特徴としては両岸とも川岸の1~2mほど先にロープが張られており、その手前が浅瀬、奥がかけ下りになっています。

シーズン初期は浅瀬でハゼの見釣りが楽しめますが、秋以降になるとかけ下がりやその先の深場にハゼが居着くことが多くなるので、3m以上のノベ竿やリール竿でのちょい投げが有利になります。また、シーズン問わず江東区側のゴロタ周りに居着いていることも多いので狙ってみましょう。

【東京近郊のハゼ釣りポイント6選】 江戸川放水路や佃堀など定番釣り場も紹介旧中川(提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)

旧中川のアクセス

駐車場は大島小松川公園駐車場を利用。公共交通機関では東大島駅から徒歩数分。

▼この釣り場について
旧中川

北十間川(東京スカイツリー下)

北十間川は東京スカイツリーの真下を流れる川。どのポイントでもスカイツリーを望みながらハゼ釣りが楽しめるので、ハゼとスカイツリーをフレームに収めた映え写真も狙えます。川の両サイドは遊歩道が整備されており安全なのでファミリーにもおすすめで、スカイツリーでの買い物や観光も併せて楽しめる場所です。

北十間川のハゼ釣り情報

一見生物が少なそうな川に見えますが、各所に噴水式の浄化施設があり、水質改善と水中への酸素の供給を行っているため、ハゼの魚影も十分にある釣り場。デカハゼは少ないものの高水温期の水質悪化の影響を受けにくいためか、10~11月ごろになってもハゼの魚影があるシーズンが多いです。

狙い方は川幅が狭いため投げ釣りは禁止されており、ミャク釣りかウキ釣りに限られます。釣り場にはこれといった障害物が少なく、ヘチ(岸壁)沿いにハゼが居着いていることが多いので、足元周りでの釣りがメイン。そのため、あまり長い竿は取り回しが悪く、2~3m程度のノベ竿を使うのがおすすめです。

また、噴水周りも酸素が豊富なためかハゼが居着いていることが多いので狙ってみましょう。

【東京近郊のハゼ釣りポイント6選】 江戸川放水路や佃堀など定番釣り場も紹介北十間川(提供:週刊つりニュース関東版 APC・岩井一彦)

北十間川のアクセス

駐車場はスカイツリーの駐車場を利用可能。公共交通機関では押上駅から徒歩数分。

▼この釣り場について
北十間川

平潟湾

平潟湾は波が穏やかで、水深が浅いため、ハゼ釣りに適したスポット。平潟湾に流入する川や接続している水路も複数あり、広い範囲でハゼを狙うことができます。

平潟湾のハゼ釣り情報

足場が良く釣りやすいのは、シーサイドライン高架下の平潟湾プロムナード。遊歩道として整備されており、釣りやすさと実績の高さは十分です。晩秋には遠投して落ちハゼも狙うことができる釣り場ですが、一部投げ釣り禁止エリアがあるので注意しましょう。シーズン初期でも潮の満ち引きによってはポイントが遠いこともあるのでちょい投げタックルがおすすめです。

また、平潟湾に繋がっている六浦川、侍従川や、野島公園周りの水路などもポイントになるので、移動しながら反応の良い場所を探してみましょう。

【東京近郊のハゼ釣りポイント6選】 江戸川放水路や佃堀など定番釣り場も紹介平潟湾(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

平潟湾のアクセス

駐車場は周辺のコインパーキングを利用。公共交通機関では京急本線の金沢八景駅から徒歩5分程度。

▼この釣り場について
平潟湾

<TSURINEWS編集部・渡辺竜平>