5月31日、北十間川へハゼ調査に出かけてきました。結果は今年もハゼ釣りハイシーズンに楽しめることを大いに予感させる、4~5cmサイズが順調な釣れっぷり!当日の様子をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター尾崎大祐)
北十間川のハゼ釣り場
北十間川は東京都墨田区を東西に流れる、全長3.2kmの運河。川の両サイドは遊歩道が整備されており、どのポイントでもハゼ釣りが楽しめます。
中でもスカイツリー下は好ポイントとなっており、橋の下では雨が降っていても快適に釣り糸が垂らせる点も尚可。駅から近く、飲食店含む商業施設も多いこともさることながら、コンビニも目の前にある点も見逃せないポイント。勿論トイレの心配も無用。ここは他の追随を許さない「快適なハゼ釣り場」となっております。
タックル&仕掛け
水深は1~1.5mということで、1.8~2.7mののべ竿がおススメ。ただし、雨の日に橋の下でやる場合は、竿をしっかり立てられる長さの1.8m(ヘチ狙い)が扱いやすい。勿論、晴れの日は広範囲を狙うべく、3.6mの竿も便利。仕掛けは、ハゼ釣り開幕時期(6~7月)は袖2~3号で、成長に応じて大きい針(袖5号やハゼ針5~6号)を使用すると良いでしょう。
また近年は温暖化の影響なのか、ポイントによってはヒネ(越冬した大きめのハゼ)が多く混じることから、開幕直後でもこれに合わせた仕掛け(針)も持っておくと尚安心。また水門が開くと川の流れが速くなり、ウキが役に立たたなくなることから、ミャク釣り用仕掛けに重めのオモリ(2号前後)を準備しておくと完璧です。
雨の休日にハゼ釣り
釣行日の5月31日は、台風一号が南岸を通過するため、あいにくの雨予報。ならばと、スカイツリー下に出かけることに。ポイントに到着すると、先客(釣り人)は2名。挨拶し話を伺うと、「2週間前は全く釣れなかったけど、ようやくポツポツ釣れ出したよ」とのこと。早速袖針2号の仕掛けをセットし、竿を出します。
しかし、アタリ自体は多くあるものの、なかなか針掛りはせず。幾度かエサを取られつつ我慢の釣りを続けると、ようやく釣れたハゼは4cmでした。
この状況を考察すると、「川の底にはこれよりも小さなハゼがたくさんいるんだろうな」ということは容易に想像できます。とりあえず袖2号よりも小さな針は準備していかったので、このまま粘るることにします。
ヒネも顔を出す!
釣りを始めて1時間半が経過。ハゼのサイズが小さいことから、全てを元気なうちにリリースします。エサのホタテも少なくなり、「そろそろ納竿かな」と思ったら、デキハゼとは違う大物がヒット!
釣りあげてみると、ヒネと思われる12cmが顔を見せてくれました。から揚げにして美味しいサイズですが、この日はこのコもリリース。この日の家族へのお土産は浅草で調達することにしました。
最終結果
ヒネ1匹を含む4~5cmが22匹でバラシはこの2倍以上。今期のこの釣り場のハゼの湧き具合は上々であることが確認できました。
7月以降は、から揚げにして美味しいサイズの数釣りが期待できそう。釣りに行くことをためらいがちな雨の日にでもまた来てみようと思います。
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
北十間川