釣りと共に、海の眺めも味わう。いや、本当は釣りをしている時間よりも、我々は海という大自然の前に体をさらすことに、大きな魅力を感じているのかもしれない。大阪湾沿岸でずっと釣りをしている筆者も、根がロマンチストにできているだけ、今でも海の眺めに見惚れる。特に私が愛する、釣り場としても優れたロケーション抜群のポイントを紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)
大阪南港シーサイドコスモ
日本でも指折りの水質がアレなポイントとして知られる大阪南港だが、悪いところばかりではない。私がこの海で10年以上釣りをしているから言うのでもなく、なかなか良いポイントもある。それが、シーサイドコスモだ。
大阪メトロ、ニュートラム「コスモスクエア駅」直結。西側の一部が、釣り可能エリアとして開放されている。特に夜はロマンチックで、海の向こう側に観覧車の灯りが見える。付近も美観が保たれており、芝の広場には休憩所や、自動販売機もある。
私感だが、この10年で、大阪南港の水の色はかなり良くなってきた。それがそのまま水質の向上ということなのかはわからないが、少なくとも、ぼんやりと眺めている分にはそこまで人の元気を奪うものでもない(そんな言い方をするのもずいぶんハードルが低いようだが・・・・・・)。汚染された海にも強い、シーバスやチヌは大阪南港の名物魚である。
シーサイドコスモ
美しい浜、須磨
さて、最後に紹介したいのが、神戸の海の「良心」といえよう、須磨だ。実は神戸の二号線沿いの漁港というのはそこそこ汚れていたりするのだが・・・・・・須磨は美観ポイントとしても一級である。駅前の浜には遊歩道が整備されており、須磨浦漁港ではまったりとライトゲームが楽しめる。浜でのキス釣り、カレイ釣りもいい。
――以上、釣り物も豊富で、海の眺めも素晴らしいポイントを紹介した。いつもの釣り場の風景に飽きてしまったら、ちょっとロケーションを変えて、気分転換でもしてみよう。
須磨海岸
<井上海生/TSURINEWSライター>