磯釣りの高波事故で13万円分タックルロストも【レジャー保険で10万円が支給】

磯釣りの高波事故で13万円分タックルロストも【レジャー保険で10万円が支給】

TSURINEWSを御覧の皆様こんにちは。ライターのヨウスケです。早速ですが、皆さんは釣り場でどのような事故やトラブルにあったことがありますでしょうか?怪我、落水、場所取りトラブル、忘れ物など様々ではないでしょうか。今回は自身が経験した高波で総額13万円を損失した話をもとにレジャー保険の大切さについてお話させていただきます。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターヨウスケ)

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ヨウスケ

北から南へ、日本全国の旬と夢の魚を求めて釣り歩くことが大好きです!最高の一匹に出会う喜びを皆さんと共に☆

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ソルトルアー ショア

釣り人生最大級の大事故

2023年12月末。釣り人生20年にして最大級の事故が発生しました。私は釣り納めに、渡船を利用して沖磯でのロックショアゲームを楽しんでいました。希望の磯にはのることができず、仕方なく初めての磯へ渡してもらいました。この磯はこのように足場は比較的平坦で横に広く、その気になれば50m程歩き回ることができる磯でした。

この日の釣果はイマイチ。大型青物を求めて歩き回りながら釣りをしていた時、ベタ凪の海に異変が起きました。

高波が磯を襲う

わかりますでしょうか?明らかに異様な波が近づいてきています。

磯釣りの高波事故で13万円分タックルロストも【レジャー保険で10万円が支給】高波(提供:TSURINEWSライターヨウスケ)

私は最初「よくある船の高波かな?」程度に感じていましたが、近づいてくるにつれ明らかに足場を超える高波であることに気付きました。「津波か!?写真取ってる場合じゃない!!自分も道具もあぶない!!」と思い、道具置き場まで走って戻ります。

30秒程だったと思います。接近した高波は完全に足場を超え、膝近い高さにまでなっていました。

少しでも高い位置に移動し岩にしがみついたところで、高波が磯を飲み込みました。結局、腰上まで濡れてしまいました。

「あっ!!アカン!アカンって!!」

タックルボックスにギャフが凄まじい勢いで波に流されてしまいました。もちろん、できるだけ高い位置に荷物は置いていましたが、想像を超える高波に一瞬で沖まで流されてしまいました。

被害状況を確認

後ほど渡船の船長に聞いた話ですが、なんと私が乗った沖磯は数ヶ月前から超大型船が沖を通るようになったとのこと。満潮時間と大型船の航行時間が重なると今回のような高波が発生しており、以前にも高波被害が出たとのことでした。「教えておいてくれよ……」と心の中で思いました。呆然としながら、被害状況を確認します。幸い身体は流されず怪我はありませんでしたが、ほぼ全身ずぶ濡れです。

流されてしまったものを確認していきます。愕然としました。総額13万円分の道具が流されてしまいました。「高すぎるでしょう!」と思いましたか?実は流されたタックルボックスの中には、これが入っていたのです。

磯釣りの高波事故で13万円分タックルロストも【レジャー保険で10万円が支給】釣り人の憧れステラSW(提供:TSURINEWSライターヨウスケ)

そうです。釣人の憧れステラSW。しかも、このステラ。さらなる大物と対峙するためにと奮発して購入したのがたったの1ヶ月前!

「他のものは諦めがついても、ステラだけは……」と、いい年したおっさんがしばらく震えながら落ち込んでいました。呆然としていたところで今日2回目の「あっ!!」が発せられました。今日2回目の「あっ!!」は良い叫びでした。

釣りのレジャー保険に入っていることを思い出したのです。

 

レジャー保険を利用

皆さんはレジャー保険を御存知でしょうか?なんと釣りにも万が一の事故に備えた任意保険があるのです!若き日に釣具の破損で涙した経験のあった私は、釣具も保証される釣りレジャー保険に加入していました。

急いで保険会社に発生した事故を報告しました。初めてレジャー保険を利用しましたが独特な印象でした。事故の報告の後に保険会社から提出することが望ましいものについて説明がありました。その中で正直困った提出物が2つありました。

(1)事故を証明する人
(2)釣具を所有していた証拠

(1)については、私はソロ釣行のため証明のしようがありませんでした。そこで、渡船屋さんに事故発生日の領収書を発行してもらうことで解決しました。

磯釣りの高波事故で13万円分タックルロストも【レジャー保険で10万円が支給】その日に釣りをした証明としての領収書(提供:TSURINEWSライターヨウスケ)

(2)については、「所有していた写真はありませんか?リールの番手もわかるような。できれば購入した領収書も」という話でした。「写真……。ない……。あっ!!家に箱があります!!」今日3回目の「あっ!!」でした。たまたま購入時の領収書も残していたため、後日、箱と領収書の写真をメールで送ることができました。

磯釣りの高波事故で13万円分タックルロストも【レジャー保険で10万円が支給】記念に残しておいた箱(提供:TSURINEWSライターヨウスケ)

メールでのやり取りをしながら、数日後に保険請求用の書類が届き、必要事項を記入して保険請求が完了となりました。今回は請求に必要な提出物を全て揃えて提出することができました。

その後、私の場合は請求後4週間程度でステラ分約10万円を保険金として受け取ることができました。

残りの釣具は請求せずに身代わりになってくれたと考えて諦めることにしました。

様々なレジャー保険がある

誤解のないよう補足しますが、レジャー保険であっても他の保険同様に保険請求後に審査があります。そのため請求したからといって必ずしも保証されるというものではありません。保証が不可となる場合もあります。

今回私を助けてくれたレジャー保険ですが、レジャー保険はネットで調べると複数の保険会社を見つけることができます。

ちなみに、私が加入していた釣具の保証もできるレジャー保険会社はこちらです。年会費や保険料も合わせてどうぞ。その他、細かい規定もありますので興味のあります方は、以下のリンクからご確認ください。

磯釣りの高波事故で13万円分タックルロストも【レジャー保険で10万円が支給】スポーツ・レジャーの保険(提供:TSURINEWSライターヨウスケ)

筆者が加入した契約はこちら!

数年前までは、釣具に釣り旅に散財していた私です。釣りを長く続けるためにと、保険で安心という買い物をしました。ここ数年で最も良い買い物をしていたと自分で自分を褒めてやりたい気持ちです。とはいえ、事故なんて無いにこしたことはありませんので、十分に安全な釣行を心掛けてくださいね。

<ヨウスケ/TSURINEWSライター>