年が明けても繁忙期真っ只中のニセコですが、暖かい日と休日のタイミングがあえば雪を掻き分け釣りに行っています。ただでさえ反応を得るのが難しい冬ですが、渓流ではすでに3連敗を喫しています。そこで全く振り向かない渓流の茶鱒に見切りをつけて、本流を探るべく尻別川で竿を出してみました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・小峠 龍英)
終了間際で本命連発
ニジマスを流れに帰し、さらに釣り下がります。気温は低いものの興奮気味なせいか心なしか暖かく、凍りつくロッドガイドも正直気になりません。また、どういうわけか反応も多く、尺サイズのアメマスを追加した後もバイトが続きますが、フックが乗らなかったりかかってもフックアウトしたり、これまで真冬では経験したことのない好反応です。
そろそろ終了時間も近づいてきた頃、一度流したレーンに別のカラーのスプーンをキャストして流れに任せて誘っていると、何かがスプーンを咥える感覚が。その魚はそのままスプーンを咥えて反転、それに合わせてロッドを煽ると太い首振りが手元に伝わってきました。
感じる重みと独特の首振りリズムから良型と確信、慎重にやりとりしてゆっくり上がってきたのは本命のアメマス。凍りついたランディングネットを水に放り出し解凍してそのまま魚をネットイン。見事な太さの魚体はジャスト50cmと満足には充分すぎる結果です。すかさず撮影しリリースすると元気よく流れに戻っていきました。
厳冬の本流アメマスの正体は?
帰りの車で頭の中に浮かんだ疑問、あのアメマスは越冬のために川に残っている個体なのかそれとも気まぐれで海から戻ってきた個体なのか?考えても答えは出ませんがこの冬は本流でアメマスを追いかけて行こうと思います。
<小峠 龍英/TSURINEWSライター>
尻別川