釣具店に足を運ぶと、実に様々な釣り道具が各メーカーから販売されている。一昔前の釣具に比べて性能・コスパは明らかに良くなっており、実に魅力的な品ばかりだ。今回は、そんな数多くの釣具の中から、釣り歴約30年の著者が「これは良い!」と感じた道具を紹介しよう。選定条件は、「ストレスなく使用できる」「あると便利/似た道具に比べて優れている」「紛失・破損した時に再度購入したくなる」「コスパが良い」の4点だ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)
フォーセッププライヤー
まず紹介したいのは、様々な釣りに使用できるフォーセップタイプのプライヤーだ。著者は紛失防止のために、エンドロープを付けてベストのプライヤーホルダーにセットして使用している。
軽量
フォーセッププライヤーは非常に細身でコンパクトな造りをしているため、ベストや釣具ケースに収納しても嵩張らない。渓流釣りやソルトルアーのように、動き回る釣りに最適と言えるだろう。
針を呑まれたときに大活躍
著者は長年ノーマルタイプのプライヤーを使用していたのだが、こちらは軸が太く、針を呑まれたときに大変苦労する。その点フォーセップは細身なので、魚の口の中に掛かった針を簡単に外すことが出来る。針を呑まれやすい根魚狙いの時に大変重宝している。
ガン玉付け外し可能
細身ではあるが、ガン玉・ジンタンの付け外しは問題なく行えるので、これらのオモリを使用する釣りであっても問題はない。
コスパよし
現在は様々なメーカーからフォーセップタイプのプライヤーが発売されているが、実売価格は1000円~2000円程度と、そこまで高価ではないのもグッドだ。
偏光サングラス
著者は長年、普通のサングラスを使用していた。「偏光タイプが無くても釣りはできる」と考えていたためだ。だが、渓流釣りの時に名手をマネて偏光タイプを使用してみたところ、見える世界が激変。今では欠かせない道具になった。その理由を見ていこう。
目が疲れにくい
偏光サングラスは、水面のギラつきを大幅にカットする事で、目に対する負担を軽減してくれる。結果、集中力の保持に繋がるのだ。
地形と流れの把握
著者は渓流釣りでイーズグリーンカラーを愛用しているが、これにより川底の地形・流れを驚くほど把握しやすくなった。今まで見えていなかった場所を把握する事で魚の着き場まで判るようになり、釣果を大幅に伸ばすことに成功した。
安全の確保
先述の通り底の形状が判るため、川の中を歩く際の安全確保に大変役立つ。海での使用時も水面のギラつきが軽減される分、テトラのような足場の悪い場所で、多少眩しい環境でも足を踏み外す心配が無い。安全料だと考えれば、安い買い物と言えるだろう。
ターポリンポーチ
続いて紹介するのは、「ターポリンポーチ」という防水タイプの小型携行ポーチだ。
釣り動画の撮影に
ターポリンポーチは、前面がクリアになっているタイプと、そうでない物がある。著者がおススメしたいのはクリアタイプ。こちらはスマホを入れてジャケットに固定すれば、実に手軽にファイトシーンの撮影を楽しめる。「釣りの動画を取ってみたいけど、Go Proのような高額なカメラはちょっと……」という方に最適だ。
意外と広い収納スペース
著者が使用しているタイプはスペースが2つあり、片方にスマホ、もう片方に車のキーや小物を収納することが出来る。日焼け止めやリップクリーム、予備の仕掛けを収納したりと、用途に応じて使い分けが可能だ。
防水なので安心
著者は渓流釣りの最中、時折足を滑らせてコケてしまうことがあるが、防水タイプなのでスマホは無傷で済む。ケース自体も比較的丈夫なので安心だ。また、スマホをいちいちバッグ等から取り出さず、ポーチ越しに画面を操作することが出来る。そのため、落下・水没の危険も少ない。これは移動の激しい釣りにおいて、大変便利に感じられるはずだ。
糸くずワインダー
4つ目に紹介したいのが、糸くずを収納できるマナーボックスである「糸くずワインダー」。こちらは数百円と安価で、すぐに用意できる。
糸くずを即収納
釣り場で出る糸くずは、ポケットに入れるとファスナーに絡まったりして大変なことになる。このワインダーがあれば、数mのラインを即収納出来るので、渓流釣りやメバル釣りなど延べ竿を使用する釣りなら必携アイテムと言える。
サイズがコンパクト
ワインダー本体は非常にコンパクトに造られているので、ライフジャケットのポケットや、ウエストバッグ等に手軽に収納できる。このサイズ感が実に良い。
造りがシンプル
非常にシンプルな構造のため、帰宅後に糸くずを処分するときも、本体を開けて糸くずを引っ張り出すだけ。実にスムーズだ。多少取っ掛かり部に絡まっていても、ラインをハサミで細かく切って処分してしまえば問題ない。