25年の歴史を持つリール【マーフィックス】開封インプレ レバードラグリールが流行の兆し

25年の歴史を持つリール【マーフィックス】開封インプレ レバードラグリールが流行の兆し

『レバードラグリール』という種類のリールがある。両軸(ベイト)リールの一種でドラグ性能と頑丈さに秀でており、大物や深海を狙う泳がせやジギングなどの釣りに使われるリールである。近年普及してきたようで、ついに今年は十数年ぶりにシマノからも発売されるようである。筆者も初めてレバードラグリールの1つ、『マーフィックス』を購入してみたので開封と比較の様子をお届けしたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

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黒犬ちこり

『釣って楽しい、食べておいしい』をモットーに、静岡県から色んな釣りに挑戦しています。

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その他 お役立ち

マーフィックスとは

25年以上前にトローリング用としてスタートしたジギングリールがマーフィックスシリーズである。最初の販売会社が撤退後も、幾度か販売会社を変更しながら販売され続けている。現在の取り扱いは(株)エイテック。

25年の歴史を持つリール【マーフィックス】開封インプレ レバードラグリールが流行の兆し外箱(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

主な用途はキンメやアコウ、アブラボウズなど深海魚狙いのスロージギング。また、大型魚を狙うパワースローというスタイルのジギングにもマッチしている。

25年の歴史を持つリール【マーフィックス】開封インプレ レバードラグリールが流行の兆し開封すると取扱説明書と保証書がある(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

小さい順番に『C3』『LN4』『N4』『S5』『W6』と5種類がラインナップされている。

開封インプレ

25年の歴史を持つリール【マーフィックス】開封インプレ レバードラグリールが流行の兆し説明書とスポンジをどけると本体が顔を出す(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

筆者の購入したのは『C3-RH』という最小の右巻きモデルである。

25年の歴史を持つリール【マーフィックス】開封インプレ レバードラグリールが流行の兆し箱の中の内容物全て(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

オシアジガー2000とのカタログ値比較

筆者の手持ちである『19オシアジガーFカスタム2000NRHG』とのカタログ値を比較してみた。

25年の歴史を持つリール【マーフィックス】開封インプレ レバードラグリールが流行の兆しカタログ値で比較(作図:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

因みに筆者のマーフィックスは4号400m巻いた状態で自重が711g。最大ドラグ値は3回測った平均が8.3kgだった。

25年の歴史を持つリール【マーフィックス】開封インプレ レバードラグリールが流行の兆し3回計測のうちの1回(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

オシアジガー2000との大きさ比較

実物を比べるとマーフィックスは一回り大きく持ちづらいのだが数値で比べるとどれくらい違うのか、手のひらが当たるパーミングカップの大きさを調べてみた。

25年の歴史を持つリール【マーフィックス】開封インプレ レバードラグリールが流行の兆しマーフィックスは約78mm(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

実際に持つパーミングカップ側の大きさは約12mmの差があった。筆者は手袋Mサイズで通常の男性くらいの手の大きさだと思うがギリギリ持てる感じ。

25年の歴史を持つリール【マーフィックス】開封インプレ レバードラグリールが流行の兆しオシアジガーは約66mm(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

使用上の注意点

・購入時にいくつか教わった注意点をお伝えしたい。ドラグ設定は取扱説明書通りにやらないと故障の原因となる。

・リールフットが厚いため竿を壊す恐れがある。締め込み過ぎないように注意。

・糸巻量はあくまで目安なので、必ず現物合わせをしてから巻く。

まとめ

今回はマーフィックスを紹介したがレバードラグリールは国内外で多くのメーカーから発売されている。大小様々な大きさの物や巻上長を切り替えられる物も有ったりして調べてみると面白い。ただ、一般的にみられるリールとは機構も大きさも大分異なる。購入を検討されているならば、手間でも実物を一度確認してからの購入をおススメする。

筆者はこれからトンジギや金州などのプチ遠征ジギングに使用するつもりである。本機種はメンテナンスがやりやすい点やアフターパーツが豊富なのも強みなので、いじりながら末永く楽しんでいきたいと思っている。今回の記事が、購入を考えている方の一助になれば幸いである。

<黒犬ちこり/TSURINEWSライター>