血抜き術を知ってしまったマイボートアングラーの一番の変化は太ったこと

血抜き術を知ってしまったマイボートアングラーの一番の変化は太ったこと

お腹いっぱい食べる幸せは、釣り人の食欲を大いに満たしてくれます。好きな肴としては、小アジからブリまで何と言っても、私は寿司です。血抜き術を知るまでは家族に不人気だった青物も、今や大人気の寿司ネタです。どうしても食べ過ぎてしまうんです。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)

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丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

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釣魚料理は寿司が一番

刺身も寿司ネタも少し寝かせた魚の方がうまいとかいう話も聞きますが、熟成されるとかということらしいです。でも、釣果のピカピカに輝く切り身を寿司だねにして、お腹いっぱい食べる幸せは、釣り人の食欲を大いに満たしてくれます。

血抜き術を知ってしまったマイボートアングラーの一番の変化は太ったことお裾分け用の刺身セット(提供:TSURINEWSライター丸山明)

釣った魚の料理は、刺身や焼いたり煮付けたりとおいしいですが、好きな肴としては、小アジからブリまで何と言っても、私は寿司です。釣った魚を三枚おろしにして、酢飯にのせるだけですから簡単です。小アジでも15cmもあれば寿司だねになりますし、マダイの白身からハマチやサワラまでなんでも来いです。

近年便利なトング状のにぎり寿し用の「すししゃもじ」なるものがあり、これでご飯をギュッと押さえ込むと、簡単にしゃりのできあがりで、具材のある限り食べ続けられます。回転寿司のスシローにも「しゃり玉」なるにぎりのしゃりだけも売っているので、手っ取り早いです。

ハマチ三昧

ボートジギングで青物を釣るのが好きで、夏から初冬までハマチからブリを狙っています。しかし、以前は家族に不人気な「生臭い魚」でした。血抜きがきれいにできずに身に血が回ることが多いのが原因でしたが、エラを切ってボートのイケスで生かしたまま失血死をさせると身の毛細血管から血が抜けきるのを知りました。すると、脂がのっておいしいハマチですから、一気に人気回復です。

血抜き術を知ってしまったマイボートアングラーの一番の変化は太ったことハマチ大からメジロ小このサイズが一番おいしい(提供:TSURINEWSライター丸山明)

イワシをたくさん食べて太り、おデブな脂がのった50cm後半のハマチから60cm前半のメジロは、おいしい時期です。また、サワラも絶品のおいしさで、ともに我が家の寿司だねとしては、なかなか上々のものになります。

秋シーズンの大潮周りの群れに当たれば自分で決めた1日上限の5匹を釣ることもあります。それを連続で釣ろうものならば、お裾分けをしても我が家の冷蔵庫は、ハマチ三昧となります。たまには頬が緩む釣果もあり、それも脂ののった丸々としたおデブが釣れると、釣り人万歳と言いながら、晩ご飯を動けなくなるまで、特に寿しは、食べるという愚か者です。

5日間寿司食べ続けて太る

釣りでエネルギー消費をしている、魚はカロリーが低い、など勝手な理屈で、少々食べても問題ないという錯覚があるところに、秋でも気温の高い日が続けばビールがうまい。いつもの糖分ゼロの緑缶ではなく、本物がうまい。日本酒も美味い。どれもカロリーの高い代物に炭水化物代表の白米をたらふくですから、結果は明らかです。

寿司を5日間たらふく食べ続け、よくも飽きないものだと思いますが、その途中で釣りに行き、さらに補充されるわけで、好物だし、それもあっさり系の和食ですから食べ続けます。きれいに血抜きができて臭みを感じない身は、上々で、お裾分けもしましたが、秋のこの時期しっかりと食べました。すると、白米とビールが災いを招いたようで、夫婦そろって丸くなった実感が出ました

炭水化物を過剰摂取

その後、細君は、友人に丸くなっていない?と言われ、私は、ウエストがきつくなり、十分に実感しました。まあ、この寿司だけでなく、釣った魚の晩ご飯を夏からこっち、たらふく食べていたのが災いでした。

血抜き術を知ってしまったマイボートアングラーの一番の変化は太ったことお裾分け用の刺身セット(提供:TSURINEWSライター丸山明)

しばらく、台風などで時化が続き、期待の大潮周りを逃したことも含めて、釣りの空白期間、炭水化物は敵だとばかりに摂生をしましたが、一旦膨れ上がったものがそう簡単に元に戻るわけもなく、いやはやその後に苦労をしました。

日頃は、炭水化物の摂取量は気をつけていたものの、寿司にひかれて大失敗です。魚は、刺身で食べ、僅かなご飯で満足させるのが良く、酒は蒸留酒の焼酎が安全です。

食べたいから釣る

私の場合は、食べたい一心で釣りをしているので、多かれ少なかれこういうことはあり得ますが、食べ過ぎて太ってしまうのは、いかがなものかです。釣った魚を寿司だねにすると釣り人冥利ですので、かなりのおすすめです。

小アジでも型物でも、これを家族に食べさせれば上機嫌間違いなしで、釣り人の地位はますます上昇します。少しは元のサイズに戻ったようですが、また、同じことの繰り返しをするんだろうたぶん……思います。

<丸山明/TSURINEWSライター>