秋に入ると越冬を意識し始めたニジマスが支流や上流域をに移動を始めます。今回は、秋の小渓流で3日間に渡り、ニジマス狙いのルアーフィッシングを楽しんだ釣行の模様をお伝えします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・小峠龍英)
Day 2:鮭と櫻がひしめく里川
数日後、仕事終わりにチョイ釣りをしようということで久しぶりにとある里川へ向います。2ヶ月前に様子を見に行った時は酷い渇水状態でしたが今回は前日の雨の影響で水量は十分。
この時期にこの里川に入るのは初めてでしたが無数のサクラマスと鮭がひしめいていました。堰堤の深みなどはほぼ櫻と鮭に占拠されている有様。
またウグイの多い区間でもあるので大型遡上魚を避けつつウグイの猛攻を掻い潜って探るトリッキーな釣りになりそうでした。
付き場を読んでヒットに持ち込む
この区間のメインターゲットはニジマス、たまにヤマメとイワナですが主だったポイントは全て鮭と櫻が占有している有様。
そこで、ウグイがたむろしているようなポイントにニジマスが定位しているのではと考えて、普段はニジマスが付かないようなポイントを重点的に狙います。
最初に探ったのは、橋脚に流れがぶつかって深みを形成しているポイント。その日は増水していたのもあって普段より水位が高く流速もウグイには速すぎて、鮭や櫻にとっては定位するよりかは早々と通過していくような感じ。
もしやと思い45mmのシンキングミノーを投げ込んで流れに馴染ませながらシェイクさせて誘います。最初のトレースで何かはモサモサと触る感覚がPEラインを通して感じられたので、2度目のトレースでは少しだけラインを送り込んでレンジを下げて誘っていきます。
35cmのニジマスをキャッチ
今度はガツンといかにもニジマスなバイトでフッキングもしっかり決まります。パワフルなダッシュからのジャンプはまさに秋のニジマスでドラグを鳴らし中々楽しませてくれますが油断するとラインブレイクも有り得るパワーだったので何とかいなしてランディング。
サイズは35cmに少し足りない感じでしたがチョイ釣りには十分な結果。鮭の産卵を邪魔するのも憚られたのでそこで終了としました。