秋に入ると越冬を意識し始めたニジマスが支流や上流域をに移動を始めます。今回は、秋の小渓流で3日間に渡り、ニジマス狙いのルアーフィッシングを楽しんだ釣行の模様をお伝えします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・小峠龍英)
Day 3:雨後の大場所で
10月に入り、サクラマスの遡上もひと段落。鮭の遡上も最初のピークがすぎたかもと考えて6日に大物のアメマスをキャッチした大場所へ向かいました。
前日にまとまった雨が降った事もあり渇水状態が解消されたことでアメマスがいるかもと期待しつつエントリー。大場所の水位はやや高めで水色も悪くない状況でさらに期待が高まります。
5.5gのシンキングミノーをセットしてフルキャスト。かけ上がりにいるであろう魚にアピールするように早すぎず遅すぎずのスピードでトゥイッチしていきます。1投目、2投目では小さなヤマメのチェイスのみ。3投目で同じレーンをトレースしていると「モサッ、モサッ、ガツン!」というバイトが。
45cmのニジマスを手中
アワセを入れるとバットから曲がり弧を描くロッド、ジリジリと鳴くフルロックだったドラグ。重量感のあるファイトから60cm級のアメマスの可能性があったので、ロッドを立てて慎重にテンションを保ちながら立ち回ります。
中々浮いて来ない中焦らず急がずで片手でネットをマグネットから外し、いつでも掴める体勢にして距離を詰めていきます。ようやく見えてきたのはレッドバンド。60cmはないものの太い魚体でグイグイと底に向かってダッシュしていくのが見えました。
何とかラインを巻き上げてネットに誘導し勝負あり。浅瀬に横たわるニジマスは黒光りする燻銀の魚体に紅いレッドバンドを持つ太い見事なプロポーションのメス。サイズは45cmで狙っていたアメマスではないものの大満足の結果でした。
<小峠龍英/TSURINEWSライター>