外さない、と信じて泉南へ。タチウオの回遊である。しかしコイツはムラがある魚でも有名で、こっちが万全の準備をして期待をかけるほど、裏切るようなやつでもある。この日がそれに当たってしまった。あろうことかノーバイトだ。分析する意味で釣行をつづりたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
抜けた可能性はあるのか?
この日の負け要因を分析したい。主には3つだ。
上げ潮が遅い
中潮周りの2日目か3日目だったはずだが、これが日没時の時合いとまったく絡まなかった。これはチヌでもアジでもシーバスでもそうで、食いが立ちにくくなる典型的パターン。
新月周り
タチウオは満月周りの魚だな、という印象を再確認。満月周りでイカが入ってきてアジを追いかけ回し、そいつをタチウオがガンガン捕食する。私の中ではこの条件が釣りやすい。
抜けた可能性は?
まだこの後に釣りに行っていないので不詳だが、抜けた可能性もあるかもしれない。どれだけバリバリに食ってきていても、突然ゼロになるのがタチウオが「幽霊魚」といわれる所以だ。しかしそうかと思うと神戸方面でバカスカ釣れているらしいので、どうかなと思うが。
最近釣り場でよく話す現地の中学生に「どうだった?」と聞いてみると、「ぜんぜんダメでした」とのこと。「ムラがあるの?」「そうみたいです」――結局そういうことだろうか?
<井上海生/TSURINEWSライター>
深日港