近年注目を集めている釣りの一つに「ぶっ込み釣り」というものがあります。餌を「ぶっ込んで」狙う釣り方と言う事でこの名前になったそうですが、実際のところどんな釣りなのでしょうか?今回は注目度高めのぶっ込み釣りについて、首都圏で狙う事ができるターゲットの釣り方を紹介していきたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター川上克利)
ぶっ込み釣りのタックル
実際に筆者がぶっ込み釣りで使用しているタックルを紹介していきたいと思います。ロッドはスピニングタイプ、ベイトタイプの両方を使う事ができますので、ターゲットに応じて使い分けましょう。ロッドの長さですが、極端なド遠投を繰り返すような釣りでなければ6ft台のロッドでも十分な飛距離を出す事ができます。
ロッドに合わせるリールは少し大きめのものを選ぶと良いと思います。ラインや仕掛けはターゲットに応じて変えると良いですが、針とオモリだけのシンプルな仕掛けで成り立つのがこの釣りの特徴です。
ラインはメインラインとハリス(リーダー)を何種類か用意しておくと、ターゲットにより最適なものを選べるのでオススメです。
ぶっ込み釣りの注意点
最後にぶっ込み釣りにおける注意点を何点か紹介していきたいと思います。まず、ぶっ込み釣りのターゲットであるエイの仲間の毒針についてです。アカエイやマダラエイといったエイには尻尾の根元に毒針がついています。
非常に鋭利で、タイツやゴム製品なんかを貫通してくることもある為、非常に危険な部位となっています。頻繁に釣れるアカエイなどからフックを外す際には必ずプライヤーなどを使用し、出来る限り毒針部分と距離を保ちましょう。
また、尻尾の反対側(頭側)に立つことも有効です。エイの毒はタンパク質性の物ですので、加熱することである程度の症状改善を期待する事ができます。刺されてしまった場合は可能な限り毒を吸い出し(幹部を摘むのも有効)火傷しない程度のお湯を患部にかけましょう。
その後は釣りを中断し、必ず病院に行きましょう。適切な処置を受けることで麻痺などが残るリスクを減らす事ができます。また、ぶっ込み釣りをする際はロッドに尻手ベルトとロープを付けるようにしましょう。
置き竿をする際は魚の突っ込みでロッドが持っていかれる事があります。そのようなトラブルを避けるためにも、尻手ロープの使用はマストと言えるでしょう。いかがでしたか?意外と身近に楽しむ事ができるぶっ込み釣り。しっかりとリスクを理解すれば、初心者でも大物を手にする事ができる魅力的な釣りですので、積極的に挑戦してみてくださいね。
<川上克利/TSURINEWSライター>