7月26日は鬼頭さんからお誘いを受けて、半夜便のイカメタルに行ってきた。全てのプランをお任せして向かったのは、福井県福井市の茱崎港。ゆっくりと用意をしていると、船長が到着して受付を済ませた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・土屋英孝)
茱崎港からイカメタル釣行
定刻時間に出港したが、初めのポイントでは潮が速すぎて少し移動してアンカーが打たれた。
夕暮れ迫るなか、「釣れるのは7時半ぐらいからですから、メタル20号でゆっくり始めてください」とアナウンスがあった。まだまだ明るく少々うねりもあるなか、始めると水深は55m。サミングしながら落とすが、かなり下側にラインが持っていかれる。
これは何度も何度も底を取り直すと、潮下側の釣り人に迷惑がかかりそうだ。ほとんどの人が暗くなるのを待って仕掛けを落としていないなか、明るい時間は底で大剣が単発で釣れることもあるので、私は取りあえず仕掛けを落としていた。
中盤からラッシュ
夕焼けに心が癒やされてのんびり時を待った。午後7時を過ぎて、照明が点灯されるのを待っていると、底をコツコツ感じているリズムが変わった。ゆっくりと誘いを入れると、明らかにティップが戻ってからしっかりと押さえ込まれた。大きめにアワせると、グンとロッドが曲がった。
やがて水面を割ったのは、触腕1本に掛かったマイカだ。鬼頭さんに見せびらかしながらキャッチ。これが船中一番乗り。全員にやる気が出てきたようだ。だが明かりがつくまでは、静寂の時間が流れた。点灯されてからしばらくは、底周辺でアタリがポツリポツリとあったようだが、まだまだベイトの寄りが悪い時間が流れた。それにしても潮が速い。
船中の活性が上がってきたのは午後8時半ごろから。船長がお客さん全員の写真撮影を終えるのに、それほど時間はかからなかった。
タナを共有し合っていると、ドンドン上ずってきた。そんな時テンションフォール中に、ティップがプンッと戻った。すかさずアワせると、しっかりとした手応えに大物の予感。丁寧に巻き上げると、抜き上げるのがヤバそうなケンサキイカをネットイン。胴長40cmを超える大剣だった。
良型交じりで入れ乗り
次も大型を期待したが、すぐにサイズは下がってしまった。最も良さそうなレンジは30~20mだったが、途中からサバが船に着いてしまったようで、運が悪いと上にも下にも、釣れたイカにも食いついてきたりと大変邪魔になった。
後半になるとサバが少なくなったのか、タナも上ずり入れ乗りタイムになった。残り1時間で爆乗りタイムも訪れ、一気にイケスが埋まった。
鬼頭さんも同じようにバクバクを楽しんでいるようで、私より釣っていたようだ。やがて船長から終了のアナウンス。イケスのイカを数えると56匹だった。鬼頭さんはカウンターの数が60匹だったらしい。
<週刊つりニュース中部版APC・土屋英孝/TSURINEWS編>
出船場所:茱崎港