ミニボート乗りなら誰もが憧れるトレーラブルボート。でも、現実は色々やることが多く大変です。筆者が実際に直面した問題の数々を紹介していきたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター岸本真彦)
トレーラブルボートとの出会い
私は当時ゴムボートに乗っていました。ゴムボートは浮力は強いですが、波切りの悪さやチューブが大きくて船内が狭いので、いずれかはトレーラーブルボートにしたいなと思っていた時に、急に出会いが舞い混んできました。
葉山港で仲良くなった人が某マリーナが契約できたみたいで、大きいボートを購入するから今使っているボート譲ると言ってくれたんです。初めは悩みましたがそんな話はそうそう無いと即答で譲っていただくことにしました。
準備が大変
家に帰り、冷静に考えると引っ張る車も無い、駐車場も無い、嫁に相談もしてない……。ここから色々と大変なことがわかりどうしようかと悩みました。流石に2つボートを持つのは不可能だと考え、とりあえずゴムボートを手放そうと考えました。ゴムボートはすぐに嫁ぎ先が決まりました。
牽引車探しから
とりあえず急がないで良いと言われたので、牽引車をどれにするか悩みました。費用はあまり掛けれなかったので、今ある車で取り付けしようと考えました。
プリウスアルファーに取り付けしようと思いましたが、エアロパーツ等が付いているのでそちらを外すか、取らないと装着できず、嫁も使うので自身の軽トラックに付けようと決めました。
軽自動車牽引の注意点
ヒッチメンバーを探していたら、軽トラックの場合ブレーキの制動力が弱いため、950登録はできないと軽自動車検査協会から言われました。
これは参ったとどうにか登録できないか探していたら、近所のコンビニにタイミングよくジェットスキーを軽自動車で牽引している人を発見。お話させて頂き、トレーラー側に登録するやり方であれば申請できるとのことを教えていただきました。車を買い換えも視野に入れていたので、ひとまず安心しました。
ヒッチメンバーを購入
ヒッチメンバーをオーダーしようかなと探していたところ、安いのがネットで見つかりましたが、色々な噂を聞くとヒッチメンバーが耐えきれずもげた話を耳にします。
やはりちゃんとしたメーカーのものでないと色々と不具合が起きそうなので、少し高いですがメーカーものにしました。費用は約7万円で、なかなか高額なんだと知りました。
私自身が自動車関係の仕事ということもあり、取り付けは自分で作業しましたが、業者に頼むと工賃だけで3万前後するそうです。実際やってみると、穴あけや配線の割り込み等少し時間はかかりました。
駐車(保管)場所探しが最難関
次に保管場所です。駐車場を探すのがこれまた大変。原動機が付いていないトレーラーは駐車場の管理会社があまり貸してくれませんでした。自宅の駐車場が大きい人は関係ないですが、駐車場を借りる人はまず貸してもらえるか聞いてからが良いかと思います。
また、人気がない場所だと悪戯の心配も出てくるので、駐車場ロケーション探しが一番苦労しました。トレーラーブルボートを始めようとする人はまず駐車場からと言っても良いぐらい大変でした。しかしカートップボートと違い、トレーラーの上に野っていれば、ヒッチメンバーと連結すればすぐに出発できます。ぜひ検討されている方の参考になればと思います。
<岸本 真彦/TSURINEWSライター>