堤防釣りなどではシーズンになれば釣り人で溢れて釣する場所が無い等の経験ないでしょうか?私はエギングを主にやっていた時に経験しました。そういった際にゴムボートで海に出れば、もう自分だけの世界です。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター岸本真彦)
ゴムボート釣行の魅力
ゴムボート釣行の魅力は自分のペースで自由に釣りを楽しめることです。遊漁船などは時間の制限もありますが、釣る魚種や釣り方も決められています。ゴムボートの場合、もちろん制限は何もなし。なんでもできます。
その反面、ポイント等は全て自分で探すしかないため、失敗すれば坊主なんてこともよくあります。ただ、自分が狙ったポイントで釣れた時の喜びはとても大きいです。ほんの少し沖に出るだけでこんなにも魚種が変わるんだなと実感できると思います。
混雑と無縁
後はやはり人がいないのが一番ですかね。遠征して朝早く起きて堤防に着き、人がいないと思い行くと、クーラーや道具だけが置かれて場所取りされていて、場所が無く帰った苦い思い出があります。そんなことは沖ではありえません。もう自分だけの世界です。その反面危険は増えます。
運搬保管が楽
ボートと一言で言っても、さまざまなサイズや種類があります。タイプによって、運搬や保管方法も全く異なります。マリーナに停めておくものや、車で牽引するものなど様々です。中でもゴムボートは運搬と保管が最もお手軽なタイプになります。運搬や保管に関する諸費用が抑えられるのも大きな魅力の一つです。
ゴムボートの選び方
おすすめは2馬力艇になります。初め手漕ぎボートを選ぶ人がいますが、大体の人は船外機付きに乗り換えています。やはり人力と原動機付きでは体の負担が違います。風が吹いてきたり潮が速いと、手漕ぎでは相当に体力を消費します。
体力によっぽど自信がある人は大丈夫かもしれませんが、私も過去にエンジントラブルで手漕ぎで帰港した際はとても大変でした。
サイズ
船舶検査不要と免許不要艇の条件で、できるだけ大きい方が良いです。私も初めは船舶免許が無かったので2m弱のポリエチレンボートに乗っていました。やはり船内は狭く浮力帯も小さいので、横揺れなどが大きく怖い思いをしました。
対策としましてはサイドフロートをつけました。幾分は良くなりましたが、準備に時間が掛かりました。
気室が分かれているもの
気室が複数に分かれているものが、安全面から考えるとオススメです。一つの空気室が漏れても他の気室でカバーでき安全に帰港できるからです。気室が分かれてないと沈没の危険もあります。
当方も一度、フロアの気室からエア漏れがありましたが安心して帰港できました。
メーカー
私のお勧めはジョイクラフトとアキレスです。アキレスに限っては価格は高価ですが、消防艇等も作っていて安心です。ジョイクラフトはコスパは最高だと思います。デビューにはおすすめなメーカーです。私もゴムボート時代はジョイクラフトを使用していました。
他にも格安なゴムボートメーカー等ありますが、この2つなら間違いは無いと思います。これらのメーカーのセット販売が間違いないでしょう。
購入場所
購入場所は大手釣具店や大手ネット販売店です。理由は取扱のノウハウや壊れた時の保証や修理なども迅速に行えることです。個人ですと保証が効かないといったことも聞いたことがあります。特に船外機の修理などは一見さんお断りなんかも良く聞く話です。
エントリー場所
後は、デザイン、重量、広さで、形などその人にあった人に合ったボートを選ぶことをおすすめ致します。
またボートを出す場所、スロープエントリーや砂浜エントリー等によっても大きく変わるのかなと思います。長い砂浜を重いボートでエントリーするのは大変ですし、マリーナからスロープで出る人は多少重くても余裕です。
中古艇に要注意
特にゴムボートは耐久年数が10年と言われています。中古艇を買う際は10年以内のものが良いと思います。あとは保管状況です。ゴムボートは膨らませて保管がベストですが、大体の場合圧縮されてて保管されていると思います。暗所で保管されていたかどうか、など、保管状況も詳しく聞いた方が良いです。できたらゴムボートは新品購入をおすすめ致します。