春のシーバスフィッシングはむずかしい。理由は複数のベイトが混在する、いわゆる混合ベイトパターンとなるからだ。今回は春の河川における、ルアーシーバス釣りのベイトと、筆者なりの攻略法を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
2つの考え方
このベイトが混在するカオスな状況において、安定した釣果を叩き出すには、どのような対応がよいのか・・・?筆者の試行錯誤を紹介したい。これは、あくまでも筆者の考え方であり、正解ではない。
デイとナイトで釣りわける
バチ抜けは主に夜が多い。そこで、昼間はハクパターンでシーバスを狙い、夕方~夜はバチに絞る釣り方をする。
また、昼間だけにして夜はやめる。そもそもデイもナイトも釣ると翌日が大変だ。
筆者のメインフィールドの小河川は、何処も浅いのでハクの量が多い。そうなると、昼間のほうが釣りやすい場所もある。なので、ナイトゲームは捨ててデイゲームに専念することが多い。潮によっては浅すぎて釣りにならない場合もあるが、この方法は時間に余裕が持ててよい。
諦める
もはや、方法ではない気もするが、なにをやってもまったくダメなときはある。
おそらく、ほかのやり方もあるのだろうが、それをやる気力も体力もないときは潔く諦めることにしている。そのままダラダラやると、思わぬケガやトラブルに合うリスクがあるからだ。
頭でいろいろ考えて釣りをしていると、いつも以上に疲れるものだ。つぎの釣行がある。そう考えることで、結果的にあとでよい釣果に結びつくことがある。筆者はそれを体験しているので、諦めるという考え方もある。
春の釣りの注意点
暖かくなりはじめる春は、アングラー的には冬より釣りやすい。だが、冬にはない危険がある。
その代表的なものが、落雷だ。気候が不安定なこの時期にはけっこうある。さすがに5月に入ると気候も安定するが、4月までは要注意だ。
晴れていても数分で真っ暗になり、ゴロゴロと鳴り出す。すると、ヒョウなども降り出だし、大荒れの天気に急変する。ヒョウも当たると痛いが、落雷は痛いだけでは済まされない。カーボンロッドでは命に関わる。筆者は雷様の怒りに触れた経験はないが、危なかったことはある。釣れるからといって無理は禁物だ。
春になり、いよいよシーバスフィッシングの最盛期に入るが、おもしろいからといって夢中になり過ぎてはいけない。安全にシーバスフィッシングを楽しんでもらいたい。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>