カサゴ船で40匹超えの好釣果【愛知・まとばや】ゲストにキジハタも

カサゴ船で40匹超えの好釣果【愛知・まとばや】ゲストにキジハタも

良型カサゴの数釣りが楽しめる厳寒期となった。今冬は強力な寒波が襲来して荒天が続き、伊良湖沖まで出漁できる日が例年より少ないが、好調の情報がにぎやかに伝えられている。2月1日、愛知県・南知多町師崎のまとばやで出船した。同行者は友人の剛君だ。目標は30匹とした。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

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船釣り エサ釣り

当日はカサゴ釣り日和

カサゴ釣りの鉄板条件はナギと緩い潮回りだ。当日はベタナギ予報。第1条件のナギと第2条件の緩い潮回りの若潮が重なるラッキーデーだ。

私は左舷のミヨシ1番目、剛君は2番目に釣り座を構えた。彼は泳がせ釣りで船釣りデビューし、何度か釣行を重ねているが船カサゴは初めてだ。

当日のタックル

タックルは、サオがダイワAブリッツネライMH240、リールはシマノフォースマスター600、PE2号。仕掛けはミキイト4号、ハリス2号30cm、金袖9号3本バリの胴つき仕掛けが配付された。

仕掛け

この支給品はよくできているというのが感想だ。ただ枝のビーズの穴が小さいため、ハリス交換がしにくい。冬の海での細かい作業は困難が伴う。そのため支給品と近いスペックでミキイトを5号にし、さらに穴が広いダイワ快適DビーズマーキングLに替えて、ハリス交換を容易にした自作仕掛けを使用した。

カサゴ船で40匹超えの好釣果【愛知・まとばや】ゲストにキジハタも当日の仕掛け図(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

このミキと枝のアンバランスと、細軸の袖バリにより根掛かり時に枝だけ切れて、仕掛け全体を回収できる。オモリは60号。エサはサンマの切り身が支給された。切り身は端にハリを掛け、海中で回転することを防ぐ。

ファーストヒットは20cm強

山下晶安船長操船の第八まとばや丸は、定刻の午前7時に出港。航程約45分で伊良湖沖のワガシマへ到着。「根掛かりの少ないポイントです。水深65~70m。どうぞ」の合図で遅れることなく投入。

オモリ着底と同時に、仕掛けをたるませてハワせた。しばらく沈黙が続いたため、「場所を変わります」とアナウンスがあり、少しだけ移動した。

直後の1投目、ククンと小さなアタリ。ゆっくりイトフケを取りながら聞くと乗っている。20cm強のカサゴ。

冬は向こうアワセがコツ

「僕も小さなアタリがきたんですが乗らなかったです」と私のカサゴを見た剛君。「冬のカサゴはアワせずにハリに乗るまで待つといいよ」アドバイスした。

次投も同サイズのカサゴを釣り上げた。すると「アワせずに待ったら乗りました!」と、20cm強のカサゴを手にして剛君がニッコリ。午前8時30分を過ぎて潮が満ち始めたころから、アタリの間隔が短くなり活性が上がってきた。

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