近年盛り上がりを見せているビッグベイト(BB)シーバスゲーム。実はルアーのアクション一つで釣果に大きな差が出るジャンルでもあります。今回はビッグベイトシーバスゲームで釣果を伸ばすためのアクションについて書いていきたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター川上克利)
ビッグベイトルアーとは?
ビッグベイトルアーとは、その名の通り”大型のルアー”です。どのサイズからがビッグベイトだという具体的な定義付けはありませんが、一般的な認識では15cm以上のジョイントベイトやペンシルをビッグベイトと呼ぶ傾向が強いように感じます。
ビッグベイトゲームは近年盛り上がりを見せているジャンルで、30cmを超える非常に大型のルアーなどもリリースされています。ビッグベイトの強みとしては、ワームなどで反応させることができない魚の捕食本能を刺激することができる点です。後ほど詳しく記述しますが、ルアーの持っているパワーが、小型のワームなんかとは段違いなのです。
アクションの入力が重要
ビッグベイトの釣りでは、アクションの入力が非常に重要な要素になってきます。もちろん、ただ巻きで使用する様設計されたビッグベイトも存在しますが、アクションの入力を必要とするビッグベイトがかなり多い印象です。ただ巻きで釣ることができるビッグベイトでも、アクションの入力でルアーの持っているポテンシャルを最大限に引き出すことができるのです。
その中でもシーバスのビッグベイトゲームにおいては”間”が非常に重要な要素の一つになると考えています。次の項目では”間”について詳しく書いていきたいと思います。
釣果を伸ばすための「間」とは?
重要な要素の一つである”間”ですが、ルアーの持つパワー(集魚力)の大きいビッグベイトでは特に重要とされています。フィッシュイーターがルアーを捕食する際に見切らせない程度の食わせの間を与えることで、バイトに持ち込ませる確率を格段に上げることができるのです。
連続アクションやパニックアクションが有効なシチュエーションも多々あるのですが、シーバスの場合は緩急をつけたアクションが有効なシチュエーションも多いように感じます。連続アクションやパニックアクションでは反応しない魚に対しても”間”を入れることで反応を得られることがあるので手札の一つとして持っておくと非常に有利になります。
実際の現場では、1,2秒ルアーをほぼ動かさないほどのスローアクションが有効なシチュエーションもあるのですが、最初のうちは戸惑うことになるかと思います。遊漁船の船長さんがアクションのテンポなどを丁寧に教えてくれる場合もあるので、聞いてみるのもいいかもしれません。
東京湾や島根の遊漁船が人気
東京湾や島根県ではビッグベイトシーバス専門の遊漁船が出ています。遊漁船は比較的ハードルが低く、快適にビッグベイトの釣りを楽しむことができるかと思います。
特に人気なのが東京湾のビッグベイトシーバス船で、毎年ハイシーズンになると県外からも釣り人が殺到するほどの盛り上がりを見せます。