エリアトラウト(管理ルアー釣り場)フィッシングで一番「熱い」時間帯、それが『放流直後』だ。今回は放流直後のスプーンルアーのカラーセレクト術につして解説してみたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
放流直後のマスは釣りやすい
管理釣り場で定期的に行われる放流。このタイミングに出会うと高確率で釣果を約束出来る状態になる。何と言ってもルアーにスレていないフレッシュで好奇心旺盛なマスが釣り場に入ることで、周りのマスもつられて高活性となることが多い。
スレていない
スレていないのでどのようなルアーにでもアタックしやすく、それ故にものすごく釣り易い状況になるのだ。すなわち、ちょっとしたコツさえ分かればエリアフィッシングの初心者であっても大量ゲットできるチャンスなのだ。釣れるといっても焦らず落ち着いて釣れば結果はついてくる。そんな放流直後の狙い方を解説したい。
放流マスに有効なルアーカラー
放流マスを狙う上でもっとも大切なことは、マスに発見しやすいカラーを使用するということだ。では目立つカラーとはどのような色か。ずばり、水中で膨張しやすいカラーである。現在市販されているスプーンのカラーチャートで言えば「派手なカラー」である。
ゴールド
その代表例として放流カラーの定番が片面がオレンジで裏がゴールドの配色されたいわゆる「オレ金」系の色である。膨張色であるオレンジとゴールドの明滅により広範囲のマスにアピールする寄せる力が強いルアーである。
複数カラー
また最近では、複数の派手なカラーが混じったカラーも販売されている。複数の色が混じることでアピールの幅が広がり、2色のみのスプーンより効果の時間が長続きすることもあるので両方持っておくと良いだろう。
スプーンのウェイト
次にスプーンのウェイト選択である。カラーも大切であるが、ウェイトも場所により選択していこう。まず、小規模なポンドや河川を区切って作ってあるポイントの場合では水深も2m前後であることが多い。そのような場所では比較的軽いウェイトを使用することが多い。筆者がよく訪れる千早川マス釣り場や三重県のサンクチュアリの第3ポンドなどが代表例である。これらのポイントではおおよそ0.8g~1gをベースに重くても2g前後までのウェイトが中心となる。
重いウェイトの選択
大規模ポンドや水深の深いポイントでは必然的にウェイトが重いものを選択する。おおよそ2g以上のウェイトが基準となる。特に水深のあるポイントでは水圧や当たってくるトラウトの力でバイトがあったとてハリ掛かりしないこともある。そのような時はスプーンの重さで掛けていく釣りとなることもある。
放流量で選択
また放流量によるウェイトの選択もできる。放流量の多いポイントでは必然的にマスとスプーンが出会う機会が多いので、ゆっくりアピールできる軽めのスプーン。少ないポイントでは出会う回数を多めにするため少し重めのウェイトで早く引けるものを筆者はセレクトすることが多い。